2014 Fiscal Year Annual Research Report
小型衛星搭載用ガンマ線バースト偏光度検出器のプロトタイプ開発
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24340033
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
郡司 修一 山形大学, 理学部, 教授 (70241685)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ガンマ線バースト / 輻射メカニズム / 偏光 |
Outline of Annual Research Achievements |
ガンマ線バーストのエネルギー輻射メカニズムの詳細は不明のままである。研究代表者は、エネルギー輻射メカニズムを明らかにするには、偏光の観測が大切だと考え、GAPという超小型のガンマ線バースト偏光度検出器の開発を行った。そこでこの実績を基に、さらに高性能の検出器の開発を本研究費で進めている。検出器はコンプトン散乱の異方性を利用した検出器であり、散乱体であるプラスチ ックシンチレーターと吸収体であるGAGGシンチレーターでできている。昨年度までにプラスチックシンチレーター、GAGGシンチレーター、プラスチックシンチレーターを読み出すためのMAPMT、GAGGシンチレーターを読み出すためのAPDの基礎試験を終えたので、平成26年度は、実際の4分の1サイズのブレッドボードモデルを作製した。ブレッドボードモデルは36本のプラスチックシンチレーターを9台のMAPMTに取り付けたものを中心に配置し、その周りをAPDが取り付けられたGAGGシンチレーターで囲んだ構造をしている。本検出器を製作する際に、使用する部品のゲインなどの特性を測定し、最も非対称性が少なくなるような組み合わせを考えて製作した。そのため、プラスチックシンチレーター+MAPMTの組み合わせでは、チャンネル毎のゲインのばらつきを1.4倍程度まで抑える事ができた。また検出器を固定するために、APDをかさ上げするための固定装置を作ると同時に、MAPMTを取り付けるための基板や信号をデータ収集装置に導くための基板なども全て自作した。このブレッドボードモデルを放射線医学総合研究所に持ち込み、検出器に150MeVのプロトンを照射する実験を行い、検出器の放射化の影響及び回路の誤動作に関して実験を行った。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)