2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24370019
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
上田 貴志 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (10311333)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 膜交通 / Rab GTPase / SNARE / 多様化 / 進化 |
Outline of Annual Research Achievements |
VAMP727のlongin domainに存在する挿入配列の有無とその酸性度が局在と機能に与える影響を調べるため,挿入配列の有無や酸性度の違いによってVAMP727との結合様式が変化する分子を複数単離した.それらの分子とVAMP727との相互作用を生化学的に確認するとともに,その変異がVAMP727の局在に与える影響を解析するべく,変異体の収集と形質転換体の作成を進めた. 植物特異的RAB5であるARA6について,シロイヌナズナとゼニゴケを用いて機能解析を進めた.シロイヌナズナARA6のエフェクターであるPUF2の機能解析を一層進め,PUF2がARA6のエフェクターとして機能すると同時に,保存型RAB5の負の制御因子としてはたらくことを明らかにした.そこで,その分子機構を詳細に解析したところ,PUF2は不活性型の保存型RAB5とも結合すること,この結合を活性型ARA6が阻害する可能性があることを突き止めた.PUF2は保存型RAB5の活性化因子であるVPS9aとも結合することから,PUF2がVPS9aの基質濃度を微小環境中で高めることにより,その活性化効率を高めること,また,その過程をARA6が阻害することにより,ARA6と保存型RAB5が拮抗して機能することが明らかとなった.ゼニゴケにおいては,ノックアウト変異体の表現型を解析するとともに,相互作用因子の機能解析をおこない,MpARA6と葉緑体機能の関連を突き止めた. ゼニゴケのRAB GTPaseとSNAREの網羅的単離と解析を進めた.ゲノム解析の結果を活用し,ゼニゴケゲノムにはRAB GTPaseをコードする遺伝子が17個,SNAREをコードする遺伝子が34個存在することを突き止めた.それらを全て単離するとともに,細胞内局在の解析を進めた.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)
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[Journal Article] Molecular analysis and localization of CaARA7 a conventional RAB5 GTPase homolog from characean algae2015
Author(s)
Hoepflinger, M.C., Geretschlaeger, A., Sommer, A., Hoeftberger, M., Tenhaken, R., Ueda, T., and Foissner, I.
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Journal Title
Traffic
Volume: in press
Pages: 未定
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Plant vacuolar trafficking occurs through distinctly regulated pathways2014
Author(s)
Ebine, K., Inoue, T., Ito, J., Ito, E., Uemura T., Goh, T., Abe, A., Sato, K., Nakano, A., and Ueda, T.
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Journal Title
Curr. Biol.
Volume: 24
Pages: 1375-1382
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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