2014 Fiscal Year Annual Research Report
新たなPETトレーサーを用いたアミロイドーシスの病態解明と治療薬の開発
Project/Area Number |
24390179
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
古川 勝敏 東北大学, 加齢医学研究所, 准教授 (30241631)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | アミロイド / PET / トランスサイレチン |
Outline of Annual Research Achievements |
我々が近年開発したPETトレーサー:BF-227を用いて各種アミロイドーシスの疾患においてPETの撮像を行った。臨床PET研究は東北大学サイクロトロンRIセンターと東北大学病院において実施し、前臨床評価は、東北大学大学院医学系研究科、東北大学先進医工学研究機構、東北大学サイクロトロンRIセンターの現有設備を用いて実施した。その際に使用した患者の病理サンプルは共同研究先である福祉村病院から提供を受けた。 アミロイドーシス患者への薬物投与の臨床研究に関しては,東北大学医学部の臨床、研究、治験研究に従事する治験コーディネーター,生物統計家の協力を得て被験者に不利益が生じ得ないように遂行した。また有害事象の発生時の対応も含めて、研究が円滑に行われるように最大限の注意を払い計画を立案し遂行してきた。アミロイドの蓄積を抑制することが示唆されている既存の医薬品を用いた縦断的介入研究を。投与群と非投与群間で治療前後でのアミロイド蓄積量の変化を比較検討した。患者にはインフォームドコンセントを得た上で、上記の薬剤の介入研究を行った。また非投与群の患者にもインフォームドコンセントを得て、対照群として研究に参加してもらった。薬物治療の6ヶ月、12ヶ月後にBF-227-PETを施行してアミロイドの沈着を客観評価した。薬物の投与前後でBF-227-PETを施行し、アミロイドの沈着について薬剤投与群と無投与群の結果と比較検討を行った。体内アミロイド蓄積の解析に加えて18F-FDG-PETにて体内でのブドウ糖代謝を画像化し,定量解析を行った。さらにはMRIを用いの形態解析および、認知症患者においては神経心理検査(Mini-mental state examination, ADAS-cog 等) を施行し,薬剤投与群,非投与群間での認知機能の変化についても解析をおこなった。 漢方生薬である、抑肝散の投与後の脳内アミロイドは投与然より低下はしていたが、症例数が少なく、統計的有意差は得られなかった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)