2014 Fiscal Year Annual Research Report
ショウジョウバエモデルを用いた前立腺癌の新規治療標的因子の探索
Project/Area Number |
24390373
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
河内 明宏 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90240952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三木 恒治 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10243239)
上田 崇 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50601598)
沖原 宏治 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80285270)
上田 紗弥(伊藤紗弥) 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90534511)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 前立腺癌 / ショウジョウバエ / PAX2 / AR / HGF / GFP |
Outline of Annual Research Achievements |
前立腺器官形成においてPAX2はARよりも早期の段階で作用することが知られている転写因子であり、ARとは異なる機序で器官形成を制御すると考えられる。 PAX2は前立腺癌の他に乳癌や腎癌などで高発現することが知られているが,その転写制御機構を含めた機能は不明のままである。平成26年度には主に1.PAX2によるHGFの転写制御機構の解析、2.ショウジョウバエを用いた前立腺癌増悪因子のスクリーニング、3.取得した因子のヒトホモログの機能解析を行った。 1. hepatocyte growth factor (HGF)は癌増悪因子として知られている。HGFがPAX2の直接の標的遺伝子であることを発見しそのプロモーター解析を行った。現在投稿準備中である(Ueda et al. in preparation.)。 2. モデルショウジョウバエを用いた前立腺癌増悪因子のスクリーニング:PAX2のショウジョウバエホモログpariedが知られている。ショウジョウバエにおける前立腺相同組織アクセサリーグランドにはpaiedが発現し分化に重要な機能を果たすことが知られている。アクセサリーグランドの構成細胞セカンダリーセル特異的にGFPを発現するショウジョウバエとアクセサリーグランドに発現することが知られている因子のノックダウン系統を交配し、GFPを指標にセカンダリーセルの増殖、遊走を観察し、因子のスクリーニングを行った(Ito et al. BBRC. 2014)。 3. ショウジョウバエで取得した因子の機能解析 (in preparation):ショウジョウバエを用いたスクリーニングの結果、ヒト因子CNPY2、MEP1A、MRGBPを同定した。各因子のノックダウンにより前立腺癌細胞の増殖、浸潤が低下することが判明している。現在各因子についマウスを用いたin vivoでの機能解析進行中である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)