2014 Fiscal Year Annual Research Report
CCNファミリーの微小環境調整マスターマインドとしての分子基盤の解明と医学的応用
Project/Area Number |
24390415
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
滝川 正春 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (20112063)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保田 聡 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (90221936)
服部 高子 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (00228488)
西田 崇 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (30322233)
青山 絵理子 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (10432650)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | CCN2/CTGF / CCN3/Nov / CCNファミリー / 骨 / 軟骨 / 組織再生 / トランスジェニックマウス / 変形性関節症 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)H25年度の研究実績の概要に記載した(1),(2)はすでにH25年度の時点で論文発表済みであったが、今回新たに(3),(4)についても論文発表を行った。(2)CCN2遺伝子の発現を内部から誘導することによって組織再生を促す方法として、低出力性超短波(LIPUS)が培養軟骨細胞のCCN2発現とアグリカンおよびII型コラーゲンの発現を亢進することは昨年見いだしたが、in vivoで非侵襲性に外部からラット膝関節にLIPUSをあてることによって膝関節軟骨のCCN2の発現を上昇させることが出来ることを見いだした。LIPUS療法は骨折治療では保険適用されており、臨床応用の可能性が格段に高まった。(3)軟骨特異的CCN3過剰発現トランスジェニックマウスに骨形成能の低下が見られることを昨年度報告したが、これが内軟骨性骨形成の異常によることを見いだした。(4)CCN2が骨格筋細胞の初期分化を促進する一方、終末分化は阻害することを見いだし、CCN2のマスターマインドとしての役割の一端を示した。(5)CCN2がRANKとOPGとの結合を介して破骨細胞形成を制御しているというやはりマスターマインドとしての役割を明らかにした。(6)内軟骨性骨形成過程の各増殖・分化段階で重要な役割を果たす各種成長因子とCCN2の結合能をsurface plasmon resonance (SPR)で順次調べたところ、TGF-beta1, VEGFには高い親和性、TGF-beta3, PDGF-BB, GDF-5には中等度の親和性で結合し、IGF-1, IGF-II, PTHrPには結合しないことが明らかになった。CCN2がIGF-I II, VEGFの発現を制御することは過去に報告しているが、これらの結果は、CCN2のマスターマインドとしての作用機構と一つとしてその物理的結合が重要であることを示している。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] Assessment of the regenerative effects of CCN2 independent modules on chondrocytes in vitro and osteoarturiritis models in vivo2014
Author(s)
Abd El Kdaer, T., Kubota, S., Nishida, T., Hattori, T., Aoyama, E., Janune, D., Hara, E. S., Ono, M., Tabata, Y., Kuboki, T., Takigawa, M.
Organizer
第37回日本分子生物学会
Place of Presentation
横浜
Year and Date
2014-11-25 – 2014-11-27
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[Presentation] The regenerative effect of CCN2 independent modules on chondrocytes in vitro and osteoarturiritis models in vivo2014
Author(s)
Abd El Kdaer, T., Kubota, S., Nishida, T., Hattori, T., Aoyama, E., Janune, D., Hara, E. S., Ono, M., Tabata, Y., Kuboki, T., Takigawa, M.
Organizer
第6回日本CCNファミリー研究会
Place of Presentation
岡山
Year and Date
2014-08-30
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