2015 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者における口唇随意運動機能評価法の構築とそれに影響する因子について
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24390440
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Research Institution | Matsumoto Dental University |
Principal Investigator |
増田 裕次 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 教授 (20190366)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成田 紀之 日本大学, 歯学部, 准教授 (10155997)
小野 高裕 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30204241)
山口 正人 松本歯科大学, 歯学部, 助手 (30410434)
山村 健介 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90272822)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 口唇機能評価 / 口唇閉鎖力 / Visual feedback / 大脳皮質 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、申請者らが開発した口唇閉鎖力を方向別に測定できるシステムである多方位口唇閉鎖力測定装置を用いて、口唇随意運動調節機能の特性を明らかにしようとするものである。 平成27年度は、これまでに構築されたVisual feedbackを利用したシステムを用いて、口唇随意運動と脳活動の関係を調べた。新潟大学に設置された近赤外光脳機能イメージング装置により脳血流の変化を検討した。ランダムに2方向が設定され、その目標に対して口唇の発揮する力を調節する課題とした。また、指を使って掌握する力を調節する課題に対する脳活動の変化と比較した。これに先立ち、目標が1方向のみの場合と2方向提示される場合とで、調節の難易度を調べる研究も行った。 1方向のみの目標に対して、2方向の目標に口唇閉鎖力を調節するときには、同時に2方向が目標に到達できる正確率はもちろんのこと、2方向のうちどちらかに正確に調節できる正確率も低下することがわかった。このように、目標とする方向が増えると難易度が高くなることが示唆された。 一次運動野を含む側頭部の領域での脳血流の変化は、指および口唇の力の調節で増加することが分かった。指の運動で活動が高まるのは使った指の反対側で大きかったが、口唇閉鎖力の調節では両側の大脳皮質の活動が高まった。さらに、活動が高まった領域は、口唇閉鎖力調節時の方が、腹側部の活動が高まることが示された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)