2014 Fiscal Year Annual Research Report
子どものこころと身体を見守り支援する大規模データ収集とリスク予測モデル構築
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24390463
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
藤原 卓 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (00228975)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星野 倫範 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (00359960)
西口 美由季 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (10253676)
日高 聖 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (10389421)
朝田 芳信 鶴見大学, 歯学部, 教授 (20184145)
山崎 要一 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30200645)
釜崎 陽子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (30253678)
本村 陽一 独立行政法人産業技術総合研究所, サービス工学研究センター, 副センター長 (30358171)
齋藤 幹 東北大学, 大学病院, 助教 (40380852)
苅部 洋行 日本歯科大学, 歯学部, 教授 (50234000)
八若 保孝 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (60230603)
早崎 治明 新潟大学, 医歯学系, 教授 (60238095)
佐藤 恭子 長崎大学, 病院(歯学系), 助教 (70404499)
新谷 誠康 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (90273698)
平田 創一郎 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (90433929)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 小児 / ベイズ分析 / タブレット端末 / 外傷 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は 1)小児歯科の臨床現場で,患者の個別指導のために行われている「母親教室アンケート」などのデーターを収集し,それらを歯科的情報と関連づけて,ベイズ統計理論を応用して解析すること.2)その解析結果を応用して,入力された情報からこころと身体の成育支援に役立つ情報を,アドバイスとして出力する支援エンジンを構築すること.3)その支援エンジンを利用するフィードバックシステムを備えたデーター入力システムをタブレット端末等の上に開発する.4)これを日常的生活場面で連続的に使用し,継続したデータ収集体制を確立することである.まだ同時に,5)子ども達の成育に大きな影響を与え,医学面からは予防の困難な外傷のデータも収集し,工学面からの外傷予防に役立てることも目的とする.
今年度は,保護者へのアンケートや、子供へのクイズ(≒簡易版アンケート)を通じて得られた情報と、虫歯の位置や深刻度、購買行動等のさまざまな確率的因果関係を調査し、活用することを目的としたアンケート用Webアプリを構築した.その機能を以下に示す,1)クイズやアンケートを自動生成する(これにより高度な情報処理技術がなくても、内容の変更や拡張が可能となる) .2)web上で単純集計等を表示可能.3)詳細な分析のためにDBからCSVやJSON形式でファイルを出力可能.4)クイズやアンケート結果とユーザIDを同時にデータベースへ保存.5)ユーザの回答履歴に応じてクイズやアンケートを動的に変更.6)アンケートやクイズ結果から生活習慣の改善等を提案可能(この機能によって個々のユーザに合わせてシステムが学習し最適化する,またアンケートやクイズ結果と虫歯の位置や深刻度、購買行動等の関係を構造化することで、新規顧客にも対応可能となる).
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
サーバーシステムの再構築に当たり,外部業者との契約に手間取り,構築が遅れたため
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Strategy for Future Research Activity |
クイズ結果やアンケート回答から得られる生活習慣や個人の特徴量と実際の虫歯位置等の関係をベイジアンネットワークを用いて構造化することにより、虫歯と生活習慣の確率的因果関係分析する。 分析結果を通して、具体的な生活習慣の改善策の提案等を行う。 今年度から専任の社会人大学院生を担当として,臨床現場でのデータ収集を行う. 最終年度であるので,研究成果をまとめ,発表する
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Causes of Carryover |
サーバーの構築が遅れた為.タブレット端末等の購入が次年度にずれ込んだ
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
タブレット端末を購入して,実証実験を行う
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