2014 Fiscal Year Research-status Report
改訂版CNS-FACE家族アセスメントツールと家族介入モデルの開発
Project/Area Number |
24390491
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
山勢 博彰 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90279357)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山勢 善江 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (30279351)
立野 淳子 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90403667) [Withdrawn]
田戸 朝美 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30452642)
藤田 直子 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40549945) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 重症・救急看護学 / 家族看護 / 家族アセスメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、クリティカルケア領域の家族ニードとコーピングを測定する改訂版CNS-FACEを作成し、これまでに開発した標準的家族看護モデルを基に、家族ニードとコーピングを満たすための「CNS-FACE家族介入モデル」を開発することである。平成26年度は、改訂版CNS-FACE(プロトタイプ)の信頼性と妥当性を検証するため、クリティカルケア領域における家族看護の最新の研究を調査し、それを基に測定項目の修正及び追加をおこなった。さらに、改訂版CNS-FACE(プロトタイプ)を次のような手続きでWEBプログラムとして構築した。1、旧版より確実なセキュリティパスワード認証システムで入力および測定できるものとする。2、行動評定入力では、旧版のマウスクリックに加え、1~4の数値を直接入力できるようにする。3、結果の表示は、横棒グラフだけでなく、レーダーチャート、および日ごとの経緯がわかる折れ線グラフ(トレンドグラフ)の表示も選択できるようにする。レーダーチャートには、過去に多数のデータで分析した平均値の基準線も表示する。4、結果のグラフは、プリントアウト、また、CSVデータでダウンロードできるようにする。5、データベースとしてグラフと結果数値を保存し、ユーザーがいつでも過去のデータを参照できるように、またはダウンロード等ができるようにする。 この改訂版CNS-FACE(プロトタイプ)のWEB測定システムに、実際の家族の行動評定データを入力し、家族ニードとコーピングを測定した。これまでに、約100件のプレテストデータを集約した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
改訂版CNS-FACE(プロトタイプ)のWEB測定システムを構築し、旧版に比べ使いやすくかつビジュアルな結果表示ができるものとなった。これに実際の家族の行動評定データを入力し、家族ニードとコーピングを測定しているが、収集データは目標とする5,000件には届いていなく、さらなるデータ収集が必要である。
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Strategy for Future Research Activity |
改訂版CNS-FACE(プロトタイプ)のWEB測定システムのデータ収集を継続し、目標とする5,000件を集計する。このデータを基に、測定項目とカテゴリー毎の度数分布、基本統計量を求め、因子分析、項目分析、共分散構造分析等によって、測定ツールとしての妥当性と信頼性を検証する。検証結果を基に、測定項目をさらに修正・整理し、改訂版CNS-FACEを完成させる。収集したデータ分析結果を基盤とし、治療期毎のCNS-FACE家族介入モデルについて検討する予定である。
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Causes of Carryover |
旅費の支出が予定した金額より若干少なかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
印刷用紙等の消耗品に使用する予定である。
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