2014 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者の豊かな最晩年を創出する終生期ケア質指標の開発
Project/Area Number |
24390503
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
正木 治恵 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (90190339)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長江 弘子 千葉大学, 看護学研究科, 特任教授 (10265770)
坂井 さゆり 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40436770)
手島 恵 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (50197779)
河井 伸子 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (50342233)
松本 啓子 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (70249556)
遠藤 和子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (80307652)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 高齢者 / 質指標 / エンド・オブ・ライフケア / 終生期ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高齢者の豊かな最晩年を創出する終生期ケア質指標を看護学の視点から開発することである。 高齢者の終末期ケア・緩和ケアに関連する国内外の文献レビュー(海外文献149件、国内文献34件)や日本の医療関連ガイドラインをもとに、米国の医師により開発された脆弱高齢者のための緩和・エンドオブライフケアの質指標(K.A. Lorenz, 2007)の形式を参考に、61項目からなる質指標候補Aを作成した。その質指標候補Aに、「いきいき健康教室」に参加した高齢者ならびに家族のインタビューと、ELNEC-JG(高齢者のエンドオブライフケアや緩和ケアにまつわる看護教育の指導者養成プログラム)研修会に参加した看護師のフォローアップ時の実践事例の分析結果を統合し、質指標候補Bを作成した。その後、老人看護専門看護師3名を含む計12名から成る看護学の専門家会議3回、学際的な専門家4名(医学、生命倫理学、死生学)を加えた専門家パネル1回を経て、質指標候補Cを作成した。その質指標候補Cについて、臨床(地域を含む)で勤務している老人看護専門看護師28名を対象にしたデルファイ調査により、妥当性の確保と洗練を図った。 その結果、高齢者の終生期ケア質指標として、[前提]と[質指標33項目]の妥当性が支持された。質指標は、【意向の確認】【看護倫理に基づく日常ケア】【治療・ケア選択への関与】【症状・苦痛緩和】【臨死期の日常ケア】【家族ケア】【施設・組織の体制づくり】の大項目で構成される33項目の質指標となった。 開発した質指標はベストプラクティスを示し、高齢者ケアの質向上に役立つと共に、高齢者が安心して生を全うできる成熟社会へと導くことに貢献すると考えられた。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(6 results)