2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24402015
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
小此木 政夫 九州大学, 韓国研究センター, 研究員 (50051842)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平岩 俊司 関西学院大学, 国際学部, 教授 (10248792)
西野 純也 慶應義塾大学, 法学部, 准教授 (10453531)
礒崎 敦仁 慶應義塾大学, 法学部, 講師 (40453534)
益尾 知佐子 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 准教授 (90465386)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 中国 / 中朝関係 / 北朝鮮 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)研究の最終年度であることから、これまで収集してきた歴史資料及びデータをもとに、中国と北朝鮮の関係を政治・経済・歴史・国際関係の観点から総合的に解明し、また、「米中」を軸にシステムの再編を迎えている昨今の東アジア国際秩序の変動との関連性にも注目しながら、北朝鮮内政、中朝関係、中韓関係の変動について分析を進めた。(2)北京や延辺朝鮮族自治区、ワシントン、ソウル、台北への出張を通して現地専門家の聞き取りを行い、これまで入手困難と言われてきた冷戦期の北朝鮮資料を入手するだけでなく、中韓国交正常化に伴う韓台断交などに関する新資料の入手にも努めた。史料の量は膨大であり、その検証作業や活用方法について議論を進めてきた。(3)11月平壌出張を行い、北朝鮮の政治、外交、経済の実務者および専門家と意見交換を行った。北朝鮮の社会動向に触れ、政策問題について直接討論する貴重な機会となり、中朝関係の現状と展望を分析する手がかりを得た。(4)中国北京大学と社会科学院から中朝関係及び朝鮮半島を研究する研究者を招聘し、九州大学と慶應義塾大学でシンポジウムを開催した。内外の朝鮮半島研究者との意見交換を通じて、これまで進めてきた共同研究の成果をさらに発展させ、議論を深めることもできた。(5)中国の社会科学院、韓国の東西大学、慶應義塾大学が共催し、中国北京市で開催した「日中韓関係の現況と東アジア協力の将来」と題する国際シンポジウムに参加した。研究分担者が中朝の政治・経済関係に関する研究報告を行い、日中韓3国の参加者から有意義なコメントを得た。また、研究協力者として加わった研究者からは、中国外交と日中関係の側面から、それぞれ報告と討論を行い、中朝関係や朝鮮半島情勢を理解するために欠かせない東アジアの地域秩序について多くの示唆を与えてくれた。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(15 results)