2014 Fiscal Year Annual Research Report
発展途上国の貧困、障害者、地域に根ざしたリハビリテーションに関する総合的研究
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24402041
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
佐野 光彦 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 講師 (30446033)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古川 宏 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (30156963)
奥 英久 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (30248207)
中川 昭夫 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (50411872)
高梨 薫 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (60250198)
小嶋 功 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 講師 (70434917)
坂本 真司 大手前大学, 現代社会学部, 講師 (20425094)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | バングラデシュ / 障害者 / 適正技術 / リハビリテーション / 物乞い / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度の計画は、社会調査チームとリハビリテーション・福祉工学チームがそれぞれ獲得してきた調査結果を報告書にまとめる予定であった。しかし、バングラデシュの政治混乱のため25年度の計画が遅れ、25年度中に開催予定であったセミナー等を26年度に開催せざるを得なかった。 6月に佐野が現地調査とセミナー等の打ち合わせを現地で行い、その後の9月に“Study Meeting : Sharing Knowledge among Kobe Gaknin University and Centre for the Rehabilitation of the Paralyzed (CRP)”のタイトルで、ワークショップを開催した。12月には、CRP内のBangladesh Health Profession Institute(BHPI)においてセミナーを開催し古川が報告を行った。1月には、創価大学講師の岩木秀樹氏、2月にはジャハンギルノゴール大学前政治学部長のモヒウディン教授とバングラデシュ政府:女性子ども省のカーン氏を招聘し、一般市民にもオープンな研究会を開催し多くの参加者を得た。2月28日にはサバールにおいて、“Seminar on Disability : Understanding practice of Japan and Bangladesh”のタイトルでCRPと合同でセミナーを開催した。セミナーの参加者は、大学生、CRP職員、ジャーナリスト、大学教員、欧米の研究者など60名以上を数えた。このセミナーの活動内容は、現地のNew Ageなどの英字新聞3紙やベンガル語3紙の計6紙に大きく取り上げられた。 また、現地調査の内容については、社会保障に関するもの、物乞いに関するもの、リハビリテーションの現状に関するものを3本の論文にまとめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
25年度の計画がバングラデシュの国政選挙後の混乱から遅れが生じたため、25年度中に開催予定であったセミナー等を26年度に開催せざるを得なかった。さらに、2014年12月より再開された同国での政治的混乱(連日ゼネスト等)を原因とする、セミナー規模縮小やフィールド調査に支障がでたため。
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Strategy for Future Research Activity |
バングラデシュの政治的混乱のために科研費の未使用分が発生したため、期間を1年延長し、27年度に政治的混乱が収まれば、現地でのセミナー開催などを行い、その後、すべての調査内容を踏まえて最終報告書をまとめたい。尚、同国の政治的混乱が収まることがなければ、現地から研究者を招聘し、国内でセミナー等を開催したい。
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Causes of Carryover |
2014年12月より再開されたバングラデシュでの政治的混乱のため、2015年2月28日に開催した現地でのセミナーに関して、規模の縮小(参加人数の縮小)、会場変更などが生じた。このことから、未使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
このため未使用分は、政治的混乱が収まれば、主に次年度の現地でのセミナー開催費に充てることにしたい。しかし、状況に改善が見られない場合は、国内でのセミナー開催、現地調査旅費と人件費・謝金に充てることとしたい。
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Remarks |
2015年2月28日のセミナーの内容が掲載された一部の新聞URL http://newagebd.net/99016/seminar-on-disability-held-at-crp/#sthash.rcZoYBM0.dpbs http://www.samakal.net/2015/02/28/121587
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Research Products
(13 results)