2014 Fiscal Year Annual Research Report
西スマトラ州パダン歴史地区における文化遺産復興に関する総合的研究
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24404022
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Research Institution | Independent Administrative Institution National Institutes for Cultural Heritage Tokyo National Research Institute for Cultural Properties |
Principal Investigator |
亀井 伸雄 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 東京文化財研究所, 所長 (20099956)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 泰 宮城大学, 事業構想学部, 准教授 (30553862)
脇田 祥尚 近畿大学, 建築学部, 教授 (40280119)
田代 亜紀子 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 企画調整部, アソシエイトフェロー (50443148)
友田 正彦 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化遺産国際協力センター, 保存計画研究室長 (70392553)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 / 震災復興支援 / 文化遺産保護政策 / 文化遺産地区指定 / インドネシア / 西スマトラ州 / パダン歴史地区 / 歴史地区保存再生 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、①8月~9月にパダン及び周辺諸地域での現地調査、②10月~11月にジャカルタでの関連機関との協議及びパダンでの地域住民を交えたワークショップを実施したほか、③3年間の事業成果の総括として、3月に研究成果報告書を刊行した。 ①8月~9月の都市計画班による現地調査では、ショップハウスの景観・町並み保存事例として、マレーシアのジョージタウン及びマラッカにおいて、連続立面写真を撮影したほか、聞き取りを含む現状把握のための調査を実施した。 ②10月~11月の現地派遣では、ジャカルタで教育文化省歴史総局長と面会し、本事業による成果報告と今後の課題や活動計画等について協議を行った後、パダンにおいて同市長出席のもと、地域住民を交えたワークショップを開催した。ワークショップでは、本事業の成果について日本側専門家より発表を行った上で、パダン市行政側担当者や住民代表と質疑応答・意見交換を行った。パダン市行政側関係者らとは日を改めて詳細な協議を行い、2009年の震災後から現在に至る一連の研究成果を踏まえ、今後の協力活動の方向性等について確認した。 ③3年間の事業成果の総括として、3月に研究成果報告書(日本語、77頁)を刊行した。都市計画班、建築班、環境班、社会班それぞれによる調査研究成果を総括し、歴史地区保存再生に向けた展望を示したほか、資料編として、周辺地域調査データを含むCDを付録した。 本事業を通して、パダン歴史地区の文化遺産が有する潜在的価値とその地域的広がりについて、調査データとともに指摘し、文化遺産保存地区指定に向けた準備について情報共有したほか、震災後の変化を住民の意見とともに詳細に辿りながら、歴史地区の特性を活かした保存再生の方向性について現地側と議論し、今後の作業計画について、展望を共有することができた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)