2014 Fiscal Year Annual Research Report
中国内蒙古草原生態系の炭素・窒素収支の評価および再生技術の創生
Project/Area Number |
24405003
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
康 峪梅 高知大学, 教育研究部総合科学系, 教授 (70284429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小崎 隆 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 教授 (00144345)
三原 久明 立命館大学, 生命科学部, 教授 (30324693)
角野 貴信 鳥取環境大学, 環境学部, 准教授 (50511234)
伊ヶ崎 健大 独立行政法人国際農林水産業研究センター, その他部局等, 研究員 (70582021) [Withdrawn]
櫻井 克年 高知大学, その他部局, 副学長 (90192088)
川本 純 京都大学, 化学研究所, 助教 (90511238)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 中国 / 内蒙古 / 草原 / 生態系 / 土壌 / 植生 / 微生物 / 二酸化炭素 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではこれまでに得たホロンバイル市、シリンゴル盟および通遼市のデータに、新たに分析した赤峰市の結果を加え、四地域の比較を行うことによって、内モンゴル自治区における広域草原退化の特徴を明らかにすることを目的とした。H26年度は赤峰市のハイスラムとジブトゥの二牧場で、放牧区と禁牧区についてそれぞれ土壌と植生の調査、分析を行った。 いずれの調査地においても、禁牧区より放牧区で地上部バイオマス、土壌の全炭素、全窒素、粘土、シルト含量およびCECが減少傾向を示し、砂含量が増加傾向を示した。内モンゴル自治区では広範囲にわたって過放牧により植生や土壌の理化学性が悪化していることがわかった。禁牧区、放牧区ともに通遼市>赤峰市>シリンゴル盟>ホロンバイル市の順に土壌の理化学性が悪化していた。一方、表層0-5cmの土壌微生物バイオマス炭素(Cmic)と窒素(Nmic)量は禁牧区と放牧区でそれぞれ281 と5.4 mg kg-1、39 と 2 mg kg-1であった。草地の平均CmicとNmicは520 and 77 mg kg-1と報告されており、内モンゴル土壌のCmicとNmicは低く、その傾向は放牧区でより顕著であることが示された。また、禁牧区のCmicとNmicは放牧区より有意に高かった。CmicとNmicは土壌の含水率、pH、全炭素、全窒素、CEC、シルト及び粘土含量と正に相関し、砂含量と塩基飽和度と負に相関した。 放牧による影響は、通遼市>赤峰市>シリンゴル盟>ホロンバイル市の順に大きかった。地域によって放牧による草原退化の影響が異なり、通遼市>赤峰市>シリンゴル盟>ホロンバイル市の順に草原退化が進んでいることが示唆された。植生や土壌の理化学性の悪化が放牧区でより顕著であることから、自然条件に加えて、過放牧などの人為の影響が広域の草原退化にさらに拍車をかけていると考えられた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)
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[Journal Article] In situ short-term dynamics of CO2 flux and microbial biomass after simulated rainfall in dry croplands in four tropical and continental ecosystems2015
Author(s)
SUGIHARA, S., FUNAKAWA, S., KADONO, A., TAKATA, Y., SAWADA, K., FUJII, K. and KOSAKI, T
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Journal Title
Soil Science and Plant Nutrition
Volume: 未定
Pages: 未定
Peer Reviewed
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