2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24500574
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
木村 慎二 新潟大学, 医歯学総合病院, 准教授 (40361901)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 誠 新潟大学, 医歯学系, 教授 (00303131)
野村 修一 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40018859)
植田 耕一郎 日本大学, 歯学部, 教授 (80313518)
櫻井 直樹 新潟大学, 医歯学系, 助教 (50251830)
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Keywords | 摂食・嚥下機能評価 / ピエゾセンサー |
Research Abstract |
【目的】我々はこれまでに、圧電効果により外部から与えられた振動を電気信号に変換するピエゾセンサーにより得られる嚥下時頚部振動波形が、嚥下造影検査(VF)側面像による舌骨の動態と有意な関連があることを報告した。本研究の目的は、ピエゾセンサー波形とVFから得られる各種嚥下動態との時間的関連を検討することである。【方法】健常成人41名(男性21名、女性20名、27歳~77歳までの平均58歳)に対し、90°座位での5mlバリウム水ならびにとろみ付バリウム水の複数回嚥下における舌骨運動、嚥下時頚部ピエゾセンサー波形ならびに食塊動態との時間的関連について解析した。【結果】舌骨運動を、嚥下開始時の安静位から後上方へ移動(VFS1)、これに続く前上方への移動(VFS2)、そこから安静位へ戻る移動(VFS3)と区分した。ピエゾセンサー波形は、波出現から第1陰性波終了まで(PS1)、そこから最終陽性波開始まで(PS2)、そこから波が基線に戻るまで(PS3)の3相に区分した。PS1開始時間は、VFS1開始時間とほぼ同時であった。嚥下内容物が喉頭蓋谷に到達する時間は、VFS2およびPS2開始時間とほぼ一致していた。これらの結果は水ならびにとろみ水のいずれにおいても同様であった。【結論】ピエゾセンサーを用いた嚥下機能評価法は、舌骨運動各相の潜時測定のみならず、嚥下内容物の経時的変化も推察できる可能性が示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
健常成人41名の全データ解析が終了し、日本リハビリ学会等の国内学会へ演題を提出し、現在までの結果を2014年6月に発表予定である。 また、英文論文としての図の作成も完了し、現在英文の執筆中である。
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Strategy for Future Research Activity |
英文論文執筆後は英文校閲を外注し、最終的な投稿先は「Gerontology」を予定している。その後、rejectionの際は随時、journalを変更し、H26年度中の論文受理を目指す。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究が順調に進んだため、研究補助員への謝礼が予定より少なかった。 昨年度からの繰越金は論文執筆および投稿補助のための研究補助員への謝礼に充てる予定である。 また、次年度の予算は英文校閲費、学会参加費等に研究費を充てる予定である。
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Research Products
(1 results)