2014 Fiscal Year Annual Research Report
地域高齢者の健康・安全を支える生活能力バーチャル評価システムの開発と検証
Project/Area Number |
24500643
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
二木 淑子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40300074)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡橋 さやか 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20610760)
小山 真紀(田原真紀) 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70462942)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 高齢者 / 日常生活動作 / 評価システム / リハビリテーション / バーチャル |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は,主にKinectを用いた種々の日常動作能力評価,バーチャル買い物課題遂行における課題難易度の影響に関して,以下の研究成果を得た.本成果は国内外の学術誌および学術学会において報告した. 1)Kinectを用いた種々の日常動作能力評価 高齢者の模擬的な日常生活動作中にKinectで得た指標は,身体・認知機能,専門家による観察評価との間に関連があり,動作能力の新たなスクリーニングとして活用し得ることが示された(二木ら,2015;石田ら,印刷中).例として,食事動作では,スプーン・箸を使用した動作における円滑さの指標として採用した右手関節垂直方向の座標から加速度の微分値(躍度)は,ピンチ力,観察評価との関連を認めた.皿洗い動作では,立位で皿とスポンジを用いた両手動作中の体幹回旋角度は,前頭葉機能,ADL能力との関連を認めた.掃除動作では,立位でモップを用いた掃除中に重心の安定性の指標として得た左右膝蓋骨間距離を正面肩峰間距離で除した値は,注意力,静的立位バランスとの関連を認めた. 2)バーチャル買い物課題遂行における課題難易度の影響 タッチパネル式PCを用いて行うバーチャル商店街での買い物課題において,難易度の違いによる成績・前頭葉賦活・主観評価への影響,また各難易度の課題成績と各種認知機能・主観評価との関連を検討した.結果,高次脳機能障害を有する者では健常者より,課題遂行時間を長く要し,中等度の難易度(買い物4個)の課題で脳血流が上昇し,より難しいと主観評価していた.さらに,課題成績と関連を示す高次脳機能は難易度毎に異なった(Okahashi et al, in press).同じシナリオの課題であっても負荷量に応じて運用される機能は変化するとされ,リハビリテーションや地域支援において脳血流や主観評価を考慮した段階的評価・訓練課題の提供が望まれる.
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Research Products
(16 results)
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[Presentation] Assessment of Convalescent Brain-damaged Patients Using a Virtual Shopping Test with Different Task Difficulties2014
Author(s)
Sayaka Okahashi, Hokuto Mizumoto, Akiko Komae, Katsuhiro Ueno, Masato Yokoyama, Akinori Nagano, Keiko Seki, Toshiko Futaki, Zhiwei Luo
Organizer
The 10th International Conference on Disability, Virtual Reality and Associated Technologies
Place of Presentation
Conference Centre Wallenberg, University of Gothenburg
Year and Date
2014-09-02 – 2014-09-04
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