2014 Fiscal Year Annual Research Report
医療機関における産業看護活動に関する方策の支援と構築
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24500839
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Research Institution | Yokkaichi Nursing and Medical Care University |
Principal Investigator |
近藤 信子 四日市看護医療大学, 付置研究所, 研究員 (60383402)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 啓子 四日市看護医療大学, 看護学部, 教授 (00225377)
東川 薫 四日市看護医療大学, 看護学部, 准教授 (00340406)
内藤 雅子 四日市看護医療大学, 付置研究所, 研究員 (10010084)
後藤 由紀 四日市看護医療大学, 看護学部, 准教授 (20309983)
萩 典子 四日市看護医療大学, 看護学部, 准教授 (30460645)
高山 直子 近大姫路大学, 看護学部, 教授 (50321493)
山崎 正人 四日市看護医療大学, 付置研究所, 研究員 (70298652)
佐藤 光年 四日市看護医療大学, 看護学部, 助教 (80551233) [Withdrawn]
畑中 純子 四日市看護医療大学, 看護学部, 准教授 (80612671)
水野ルーイス 里美 四日市看護医療大学, 看護学部, 助手 (90583790)
大山 真貴子 奈良学園大学, 保健医療学部, 講師 (10369431)
中神 克之 四日市看護医療大学, 看護学部, 講師 (20551237)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 医療機関 / 産業保健活動 / 産業看護職 / 産業看護活動 / 看護管理者 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度の調査目的は、これまでの実態調査やインタビュー調査で得られた産業看護活動の促進・阻害要因を通じて得られた、産業看護活動の推進要因について妥当性を確認することであった。研究協力を申し出た100床以上の236医療機関の看護部長に無記名自記式質問紙調査を郵送し、返信の得られた96人(40.7%)を調査協力者とした。産業看護活動の推進について必要と思われる度合いが最も高かったのは、「経営層の産業看護職への理解」9.0ポイントで、続いて「産業看護職の前向きな姿勢と行動」8.8ポイントであった。調査した15項目中13項目で最頻値が10ポイントであったことから、実態調査やインタビュー調査から得られた推進項目の妥当性が確認できたと考えられた。 本研究は、医療機関における産業看護活動の推進をめざし、その方策と支援の構築を目的とした。初年度は、第1段階として全国規模で医療機関における産業看護の現状調査を行い、実態を把握した。次年度は、第1段階の研究結果から、今後医療機関での産業看護活動を支援する方策を提案するために、医療機関の看護管理者に半構造化面接によるインタビュー調査を行い、15項目の促進要因を導きだした。最終年度の第3段階の研究は、第2段階で得られた促進要因について、研究協力の申し出のあった326の医療機関の看護管理者へのアンケート調査を実施し、促進要因の妥当性が確認された。それらにより、医療従事者の健康と安全を守るための産業看護活動を推進するにあたり、医療機関が自ら構築していかなければならないという前向きな意思を持つことの重要性が明らかとなった。
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