2013 Fiscal Year Research-status Report
生活習慣病の病勢や発症の危険性を超音波の新技術により画像的・定量的に評価する試み
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24500866
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
岸野 智則 杏林大学, 保健学部, 教授 (20343478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 卓 杏林大学, 医学部, 教授 (00191768)
大西 宏明 杏林大学, 医学部, 准教授 (80291326)
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Keywords | 超音波 / 脂肪組織 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、対象者の研究参加への依頼を継続し、母集団を蓄積中である。問診・理学所見・血液検体などは逐次取得している。目的である「生活習慣病患者における病勢把握に超音波新技術による画像的・定量的評価法の確立」に向け、各種脂肪組織に対する超音波検査法の比較を行いその優劣を明らかにし、第60回日本臨床検査医学会学術集会にて報告した(平成25年)。また、心外膜下脂肪厚と心収縮能障害の有意な関連性も明らかにし同学会で報告したとともに、論文投稿に向け現在準備中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
基礎段階の検討および随伴研究では上記のごとく有意義な結果を得ているが、VTTQ法を用いた方法では、まだ統計学的有意差が得られていない。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、対象である生活習慣病患者の研究参加を更に促しており、平成26年度には母集団の増加により、当初予想していた結果が得られることを期待している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初より、最終年度にも予算計画は立てていたが、初めの2年間の研究対象の集積が予想よりも時間を要した。このため、本来当初2年間に使用予定であった研究費を最終年度に割り当てた。また、研究の遂行に従い、実験試薬購入に関する物品費が予想以上に要することも明らかとなり、当該部分への研究費を充足させる目的もあり、次年度使用額が生じる結果となった。 最終年度の使用計画として、1)実験試薬などの購入を目的とした物品費が主になる。その他、2)成果報告目的の旅費(学会出張など)、謝金(論文投稿に要する校正など)、3)その他(当該研究に必要となる書籍の購入など)に予算を使用する予定である。
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