2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24501122
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
佐藤 万知 広島大学, 高等教育研究開発センター, 准教授 (10534901)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝野 喜以子 (松本喜以子) 成蹊大学, 高等教育開発・支援センター, 准教授 (90316935)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 職場における他者支援 / リフレクション / 専門性開発 / URA / FD担当者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研は大学における新しい職域の職員(FD担当者やURAなど)を対象とした専門性開発の手法として伴走者型支援モデルの構築を目指してきた. 平成27年度は開発してきたワークショップやマニュアルを実際に使って,妥当性を検証した.具体的には,伴走に入るまえのワークショップとして自らの職務を他者の視点からみて,期待されている役割を確認する「属性ワーク」と伴走期間終了後に自らの仕事に対するプロフェッショナリズムを言語化する「仕事の流儀ワーク」を開発,検証した.また,伴走期間の進め方に関するマニュアルを作成し,広島大学研究企画室URAを対象とした伴走型研修を実施した.アンケートや聞き取り調査より,これらの活動に一定の効果が実感されていることが確認されている. これらの活動より,伴走者型モデルの具体的な流れが明確となり,マニュアルの作成もできたことより,今後は,パッケージ化した上で,他大学での活用を促進していきたい.同時に,研究面でのアウトプットとして,伴走者型支援モデルの理論的枠組みに関する論文を執筆する. なお,本科研の活動については,イギリスローハンプトン大学よりJulie Hall教授を招き,外部評価を実施し,独自性のある取り組みであり,且つ,非伝統的な職域にいる職員を支援する手法として効果的であるとの評価を受けている.
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Research Products
(1 results)