2014 Fiscal Year Annual Research Report
医学歯学教育における術者目線3Dムービー作成・供覧・遠隔指導システムの開発と評価
Project/Area Number |
24501176
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
須永 昌代 東京医科歯科大学, 図書館情報メディア機構, 助教 (90581611)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 淳博 東京医科歯科大学, 図書館情報メディア機構, 教授 (10242207)
小林 宏明 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50396967)
金澤 学 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (80431922) [Withdrawn]
岩城 麻衣子 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 助教 (70544500)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 3D映像 / 教材開発 / バーチャルリアリティ / eラーニング / 医学教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成24年度は、現有システムの評価、および改良を進めるとともに、3D触力覚入力装置の導入を実現した。また、実際の講義において教材として活用できるような術式に関する術者目線の3Dムービーを作成した。 平成25年度は、本システムを活用して作成した術者目線の3Dムービーを歯学科う蝕制御学講義へ応用し、その評価結果について第38回教育システム情報学会全国大会にて成果報告した。また、3Dスーパーインポーズ機能に録画機能を追加し、3Dスーパーインポーズで指導している3D映像をそのまま録画できるように改良した。 平成26年度は、これまでに開発してきた機器で撮影、作成した3Dムービーを厳選して、歯学部歯学科1年、大学院修士課程・博士課程の講義において学生に供覧し、学生から肯定的な評価を得ることができた。研究期間全体を通じて、撮影・再生のシステムを改良した結果、作成したムービーの再生および講義室での供覧は安定して実施できるようになった。また、比較的安価な市販のメガネ型シースルーモバイルビューアーとウェアラブルカメラを、術者目線3Dムービー作成・供覧・遠隔指導システムに活用することを検討した。具体的には、1.これまで作成した術者目線3Dムービーのモバイルビューアーでの供覧・活用方法の検討、2.ウェアラブルカメラを用いた新たな術者目線映像の撮影および、モバイルビューアーでの供覧方法の検討、3.各機器と術者目線3Dムービー作成・供覧・遠隔指導システムとの連携に関する検討を行った。しかし、現段階で安価に入手できる市販のメガネ型シースルーモバイルビューアーやウェラブルカメラでは、録画・再生画像とも画質が粗いため、教材として活用できるレベルには至らなかった。 今後は、市販の各機器と術者目線3Dムービー作成・供覧・遠隔指導システムとの連携をさらに検討し、システムを実際の教育現場で活用し、評価する。
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