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2013 Fiscal Year Research-status Report

高位置時間分解能を持つ中性子検出器を実現する為の新しい検出器構造の研究

Research Project

Project/Area Number 24510135
Research InstitutionHigh Energy Accelerator Research Organization

Principal Investigator

内田 智久  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教 (40435615)

Keywords放射線検出器
Research Abstract

本研究は検出部構造と検出効率の関係を明確にすることである。その為に必要な技術開発は2つある。シンチレータ開発と構造形成技術開発である。平成24年度はシンチレータ開発とその動作確認、平成25年度は構造形成についての研究を中心に進めた。シンチレータ部の動作は平成24年度に動作確認された。平成25年度は構造形成について進めたが、2つの問題が判明した。
一つ目の問題はシンチレーション光の集光が期待値よりも小さいことである。従って、光受光部の面積が小さい場合は集光するための新たな構造が必要である。二つ目の問題は新たに光検出器を読み出すためのエレクトロニクス開発が必要となったことである。これは構造形成研究のために使用する光受光ピクセル数が多い検出器を読み出すために必要となる。
これらの結果を踏まえ平成26年度は光受光部の面積が大きめの100um x 20um程度の光検出器を中心に使用した研究を進める予定である。また、読み出しエレクトロニクスを開発する事でピクセル数が多い光検出器を用いた研究も進める。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

問題点の原因究明のために時間を使った事が原因である。しかし、原因が明らかになっているので大きな問題とはならない。

Strategy for Future Research Activity

研究方針の変更が必要であるが構造形成の研究を進める点では同じであるため推進するための大きな問題とはならない。また、新たに必要となった読み出し装置についての基礎技術も初年度の研究により習得しているので大きな障害にはならない。予定通り本年度に成果を学会で発表予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

進みが遅れている事が主な原因である。予定していなかった問題の原因究明を行ったことが遅れの原因である。その為、平成25年度に使用予定していた塗布装置の付属装置開発を平成26年度に行うことにした。
集光効率を上げるための構造形成の研究およびより定量的な研究を行うために以下の事項に使用する。1.成果発表および情報収集のための旅費、2.集積回路および読み出し回路、3.加工装置の消耗品(ノズル、シリンジ、溶剤など)、4.材料購入(シンチレータ、遮光壁など)、5.塗布装置性能改善のための付加装置開発

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Published: 2015-05-28  

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