2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24520110
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
要 真理子 大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 招へい准教授 (40420426)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大久保 恭子 京都橘大学, 人間発達学部, 教授 (70293991)
前田 茂 京都精華大学, 人文学部, 准教授 (80368042)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 英国 / 児童美術教育 / 自然観 / プリミティヴィズム / モダニズム / 創造性 / モダンアート / 国際研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、これまでの研究の進捗を受けて、今まで日本では紹介される機会が少なかった19世紀から20世紀にかけての英国における美術教育に関係した人々の一次資料を収集した。とりわけ、The British Library、Cambridge University Library、Leeds University Libraryにおいて一次資料となる書籍の集中的な収集を実施したほか、Birmingham City University附属のMarion Richardson Archiveを訪問し、昨年度の収集作業から漏れた資料の複写を行った。 以上の収集作業と並行して、10月にはフランスのコンテンポラリー・ダンスの専門家、エリザベート・ダムールを大阪大学に招へいして講演を実施してもらい、大阪大学大学院文学研究科所属の能楽研究者、中尾薫の講演とあわせて、国際ワークショップ&レクチャー「自然を教育する?」を開催した。この試みには一般からの参加者も含めて、約30名が参加し、これまでの研究成果を報告する貴重な機会となった。 引き続き、研究代表者の要真理子と研究分担者の大久保恭子ならびに前田茂は、この研究全体を通じて収集した資料のうち、とくに日本での研究が進んでいないものを選別して、訳出し、広くその内容を発表することを、平成27年2月の研究会にて確認した。平成28年度に図書として刊行を目指し、複数の出版社に出版企画を打診中である。
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Research Products
(10 results)