2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24520140
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Research Institution | Tokyo National University of Fine Arts and Music |
Principal Investigator |
宮永 美知代 東京藝術大学, 美術学部, 助教 (70200194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本郷 寛 東京藝術大学, 美術学部, 教授 (00190265)
木下 史青 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, その他部局等, その他 (20321549)
青柳 路子 茨城大学, 教育学部, 准教授 (70466994)
島田 和幸 東京医科大学, 医学部, その他 (80130524)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 美術解剖学 / 解剖学 / 人体 / 骨格 / ドローイング / ドイツ / USA / 韓国 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. ドレスデン美術大学に所蔵されている美術解剖学の資料調査を行った。本調査の報告は来年度中に行うが、研究者との交流を通して、John Bulwer の書(1649)の発掘を行い(S. Muehlenberend)、また、Boris Roehrl “History and bibliography of artistic anatomy -Didactics for depicting the human figure-”(2000)を紹介した(宮永)。 2. 国内では、日本図学会2014年秋季大会において、また、韓国ソウルでの日韓美術解剖学シンポジウムで「顔の二つの見方と美術解剖学」(宮永)、「ヒト表情筋と感情表現 -形態学的研究の歴史-」(島田)を口答発表した。 3. 美術解剖学とドローイングの教育に関して、国立科学博物館で開催された展覧会『大恐竜展―ゴビ砂漠の驚異』(会期2013年10月26日~2014年2月23日)において、 2014年1月に恐竜の骨格に基づくデッサンを一般対象に開催し、それを来年度中に発表の予定である。さらに「頭部描写に生かしたい美術解剖学で見る頭部」が『美術の窓』に掲載され、社会発信の一つとなった(宮永)。 4. 予定していたドイツ側との国際会議は、世情と主として先方の事情から次年度以降に延期となったが、今後とも引き続き共同作業、共同発信を行っていくこととなった(M. Zoller, S.Muehlenberend, B.Roehle, H.Steinkeら)。 5. 当初予定していた成果報告書の一つは昨年に出版した(『美術解剖学を基礎とした動物デッサンの基本』宮永)が、黒田清輝と美術解剖学についての論文は現在査読中であり、来年度中の出版を目指している。また1 及び3 の成果報告を来年中に行う予定である(宮永、本郷、青柳、木下、島田)。
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Research Products
(7 results)