2012 Fiscal Year Research-status Report
言語聴覚士が利用できる標準失語症検査に対応した方言資料の作成
Project/Area Number |
24520519
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kure National College of Technology |
Principal Investigator |
岩城 裕之 呉工業高等専門学校, 人文社会系分野, 准教授 (80390441)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今村 かほる 弘前学院大学, 文学部, 准教授 (50265138)
小澤 由嗣 県立広島大学, 保健福祉学部, 准教授 (60280210)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 標準失語症検査 / 調査簿 / アスペクト |
Research Abstract |
標準失語症検査やその他検査のうち、標準失語症検査項目を優先させ、方言資料を整備することとした。 そのために、① 方言語形で回答が出てきそうな項目を抜き出す、② 対応した方言調査簿を作成する、③ いくつかの地点で調査を実行する、の3点について研究をすすめ、いずれも達成した。 具体的には、① 絵カードから名前を答える名詞20語調査と動詞および漫画の説明について方言回答例を調査することとした。 ② ①で示した項目について、各地の方言研究者の協力を仰ぎ、一度に調査するための調査簿を作成した。調査簿には①で示した項目に加え、絵カードになっている名詞すべてを参考事象として含めた ③ 奄美、九州北部(佐賀)、広島、能登について、②で作成した調査簿を使って調査を実施、いくつかの項目について方言理解が必要になることが予想された。例えば動詞ではアスペクトに関わる形式、名詞では「ふすま」などが問題になりそうであった。 次年度は調査簿を利用して広い地域で調査をすすめ、データの公開の方法について検討し、資料の公開をめざすこととする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査簿が完成し、複数の地点で調査を実施、今後のスムーズな調査が期待されることからおおむね順調に進んでいると判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
1 すでに完成した調査簿を利用し、広い地域で調査を行う 方言区画上重要な地域を優先しながら、最終的には各都道府県に1カ所以上の地点を設定し、データを収集する 2 データの公開にあたり、公開方法を検討し、インターネット上で試作版を公開する 最適の公開方法を検討するとともに、実際に試作版を公開し、評価を受ける
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
1 調査のための旅費 各都道府県に1カ所程度の地点を設け、調査を行う 2 公開に向けたデータ処理の費用 記録用メディアおよび公開に向けたデータ蓄積のためのメディアなどの購入 3 その他、人件費,連絡にかかる文書通信費等 なお、当初の計画では、共同研究者とともにパイロット調査をする予定であったこと、国際学会での発表が予定されていたが、前者は共同研究者との日程調整が困難で単独の調査になったこと,後者は中国の反日デモにより発表が中止になったため剰余金が生じた。2013年度は調査地点の数を増やしデータを整備することに注力し、当初予定よりも旅費が多く必要となるため、2012年度の剰余金を繰り越し旅費として支出する予定である。
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Research Products
(1 results)