2013 Fiscal Year Research-status Report
教科学習場面における言語少数派生徒に対する日本人生徒のスキャフォールディング
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24520591
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
清田 淳子 立命館大学, 文学部, 教授 (30401582)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇津木 奈美子 帝京大学, 帝京大学スタディアブロードセンター日本語予備教育課程, 講師 (90625287)
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Keywords | 年少者日本語教育 / 教科学習支援 / 言語少数派生徒 / スキャフォールディング / 日本人生徒 / 協働 |
Research Abstract |
本研究は、言語少数派生徒の教科学習を助ける「支え手」として日本人生徒に着目し、教科学習場面において日本人生徒がどのような支え方をしているか、スキャフォールディングの様相を明らかにすることを目的とする。 25年度は、横浜市の公立中学校の国際教室において、日本人生徒(2名)と言語少数派生徒(3名)が協働で学ぶ場の実現に至った。そこで、双方が参加する学習支援を定期的に実施し、談話データを収集し、日本人生徒が言語少数派生徒に対してどのような足場かけを行っているか分析を進めている。 また、学習支援をサポートする「地域の母語支援者」(地域に定住し、そこに根付いた生活をしている母語支援者)にも注目し、「地域の母語支援者」が行う学習支援の特性を明らかにするとともに、母語支援者の育成システムについても検討を進めた(2014年度発表予定)。 26年度は日本人生徒・言語少数派生徒の双方が参加する学習支援を継続しつつ、日本人生徒が言語少数派生徒に対して用いるスキャフォールディングについて論文にまとめ、学会発表及び報告書を作成する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「研究実績の概要」の項に示したように、日本人生徒と言語少数派生徒が協働で学ぶ場が実現し、順調に談話データを蓄積しつつある。また、2014年度も学校・参加生徒の了解のもと、学習支援の継続が決まっている。 しかし、データの分析に関しては道半ばであることから、全体的な評価としては「おおむね順調に進展している」と評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
・ 引き続き日本人生徒と言語少数派生徒の双方が参加する学習支援を実施し、参与観察を行い、談話データを収集するとともに、日本人生徒のスキャフォールディングに焦点を当てた分析を進めて論文にまとめる。 ・ 夏季休業中に、参加生徒・国際教室担当者・在籍級担当者に半構造化インタビューを実施する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
・当該年度で使用しきれなかった端数である。 ・ 教室談話データの文字起こし、 学習支援で用いる教材資料の翻訳(中国語・英語への翻訳)、 データ整理のための人件費、及び 報告書の作成に使用予定である。
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Research Products
(2 results)