2014 Fiscal Year Annual Research Report
高難度英語CEFRリスニングテストをTOEIC等主要英語検定試験にマッピングする
Project/Area Number |
24520644
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
松井 順子 明海大学, 外国語学部, 准教授 (00275819)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湯澤 伸夫 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (00220525)
橋本 文子 東京家政学院大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (20237928)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | listening / English / assimilation / reduction / flapping / linking / CEFR / TOEIC |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、大人の英語学習者のための速度が速い自然な音声とイントネーションのリスニングテストを主要英語検定試験を用いてCEFR(欧州共通参照枠)にマッピングしている。音声のパラメータを抽出するためのデータベースを作るシステムを構築した。聞き取りにくい音声(リンキング、同化、弱化、フラップ化、成節子音、脱落)やイントネーションをパラメータ化した。多くの英語学習者は英語を読むことができるが聞き取りが難しいと感じている。潜在的な英語力が活かしきれていない学習者が自由に英語を駆使できるためのリスニング・ツールが完成した。聞き取りにくい音声の個数、種類、語彙の難しさなどを調整し、難しさの度合いをレベル分けしている。 例えば、”You’ve got to love us.” という文は、You と have が縮約形に短縮し、got の t がフラップ化して「ら」に近い音になり、to のo が曖昧母音schwaに弱化、love と us の間にリンキングが生じ、usのuが弱化する。現段階の単語の正答率は次の通りである:you 48%, have 30%, got 81%, to 11%, love 67%, us 63%。この文では、フラップ化と弱化が同時に起こるtoが特に正答率が低く、最初や最後の単語や途中の弱化していない音が聞き取りが良い。 第一段階のデータが揃ったので、今後は新たにデータを投入する際は、全て最低レベル(安易なレベル)に設定し、正答率によって、難しさのレベルを常時再評価する。データを過去のリスニングデータで分析した結果に基づいて抽出した式: 内容語の数/単語数-難しい音変化/単語数×15 と比較し、式の精度をあげ、聞き取りの難しさの要因を特定する。
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Research Products
(5 results)