2014 Fiscal Year Annual Research Report
近世日本国家領域境界域における物資流通の比較考古学的研究
Project/Area Number |
24520860
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
渡辺 芳郎 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (10210965)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関根 達人 弘前大学, 人文学部, 教授 (00241505)
池田 栄史 琉球大学, 法文学部, 教授 (40150627)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 近世国家領域境界域 / 物資流通 / 南北比較 / 陶磁器 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度においては,8月13-15日に,鹿児島郡十島村口之島において分布調査を実施し,古代から近現代にかけての陶磁器資料を採集した(計20地点111点採集)。 10月24-27日に鹿児島において研究会を開き,うち25日には公開シンポジウム「近世日本の南と北-考古学資料から見た近世国家境界域-」を鹿児島大学において開催した。内容は,池田榮史「考古学資料からみる近世琉球の流通と消費」,関根達人「アイヌ社会における日本製品の日本製品の考古学的痕跡」,渡辺芳郎「南西諸島における近世陶磁器流通」である。約40名の出席者を得た。 3月31日に本研究の成果報告書『近世日本国家領域境界域における物資流通の比較考古学的研究』(総144頁)を刊行した。同報告書は鹿児島大学リポジトリにPDF版をアップする予定である。
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