2013 Fiscal Year Research-status Report
インドの小地域住民全数データを参照基準とした途上国地方統計制度の研究
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24530228
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| Research Institution | Yokohama National University |
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Principal Investigator |
岡部 純一 横浜国立大学, 国際社会科学研究院, 教授 (70204013)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 治平 神戸大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (40204557)
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| Keywords | インド統計制度 |
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| Research Abstract |
1. 平成2009-2011年度基盤研究(C)「インドの小地域住民全数データを参照基準にした途上国センサス・行政データの研究」の成果を改訂・発展させる目的で、地方分権化の地方統計制度に関する国際的な共同研究をインド地方統計家向けのハンドブックという形で公表した。具体的には、インド学術団体:農村研究財団(Foundation of Agrarian Studies-FAS)のV. K. Ramachandran氏(インド統計研究所教授)を横浜国立大学が2013年8-10月に招聘した機会に研究打ち合わせをし、当ハンドブックを草稿: A New Statistical Domain in India: An Enquiry into Gram Panchayat-Level Databasesとしてまとめた。この草稿を2013年11月7日に インド統計研究所・経済分析学科(Economic Analysis Unit, Indian Statistical Institute in Bangalore)がバンガロールで開催したAll India Seminar on Statistical Databases in Gram Panchayatsで発表した。このセミナーは当ハンドブックについてのインド統計家達の全国的会合であり、そこにはインド政府要人が多数参加した。セミナーの様子はインド全国紙'The Hindu'にも掲載され、広く知られた。<http://www.thehindu.com/business/Economy/the-data-challenge-at-the-gram-panchayat-level/article5329852.ece>このセミナーの成果は2014年1月12日に国際学会Tenth Anniversary Conference on Agrarian Issuesでも発表した。
2. 地方統計制度のなかで重要な位置を占める農業統計についてFASと共同研究を展開することができた。その成果を2013年10月に地域農林経済学会でFASと共同発表した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
今年度研究成果としてのハンドブック草稿: A New Statistical Domain in India: An Enquiry into Gram Panchayat-Level Databasesを、2013年11月7日インド統計研究所・経済分析学科(Economic Analysis Unit, Indian Statistical Institute in Bangalore)主催 All India Seminar on Statistical Databases in Gram Panchayats(バンガロール)において発表したところ、このセミナーにインドの著名な統計家達が集まっただけでなく、インド全国紙 'The Hindu'にも掲載され広く知られるに及んだからである。<http://www.thehindu.com/business/Economy/the-data-challenge-at-the-gram-panchayat-level/article5329852.ece>
そのことは、平成21-23年度基盤研究の成果についてインドの広範な地方統計家・統計利用者と議論し、内容を向上させようとする本研究の目的を十二分に達成させたことになるからである。
後半からはじまり、かなり進展を見せている。また、FASの研究者V. Rawal氏が2012年度中に来日したためFASとの研究交流が予定して
いたより進展した。
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| Strategy for Future Research Activity |
まずなにより重要なことは、当ハンドブックの草稿: A New Statistical Domain in India: An Enquiry into Gram Panchayat-Level Databasesを完成させて出版に漕ぎ着けることである。現在、研究のフォローアップを続けながら完成に近づいている。それを学会等で公表する予定である。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
第1に、V.K. Ramachandran氏が2013年8月から10月に横浜国立大学に招聘されたため、日本からインドへの渡航がのべ2回分延期されたこと。ハンドブックの出版が次年度に繰り越されたため次年度の出版打ち合わせ費用が必要になったため。
2014年6月-9月: インドでのハンドブック出版のためのフォローアップ調査と打ち合わせのため、研究代表者、研究分担者、研究連携者が海外渡航。
2014年9月: ハンドブックを出版。
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