2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24530298
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
劉 徳強 京都大学, 地球環境学堂, 教授 (10240417)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岑 智偉 京都産業大学, 経済学部, 教授 (30340433)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 成長方式転換 / FDI / スピールオーバー / 労働分配率 / 省エネ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、中国の経済成長方式の転換に果たす外資企業の役割について、マクロ的な分析の他に、以下の3つの側面から検討することにしている。①外資企業の進出が中国国内の労働分配率の向上につながったかどうか。②外資企業が中国の産業技術水準の向上に寄与したかどうか。③外資企業は中国における省エネ・汚染削減に貢献したのかどうか。 この中で、マクロ的な分析はすでに終わり、今投稿するために改善しているところである。ミクロ的な分析に関連する3つの課題のうち、①と③に関してはほぼ完了する段階に来ており、②についてはデータを整理する段階にあり、いずれの研究課題も12月までにすべて完成する予定である。 なお、昨年度では、この課題に密接に関連する中国経済におけるルイス転換点について研究を行い、投稿した。この研究は本研究プロジェクトの他の研究課題にとって重要な視点を与えるものである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ミクロ分析のために入手したデータは膨大なものであり、その整理のために多くの時間が投入しなければならなかった。また、その分析結果は理論で予想した状況とは一致しない場合もあり、理論の検討とデータのチェック、それに実態そのものに関する情報収集をし、お互い照らしながら作業しなければならない。そのために、どうしても時間がかかってしまい、一年間延長せざるをえなくなった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度では、8月末までに①と③に関する論文を完成し、12月末までに②に関する研究を完成することにする予定である。残された3カ月間(2016年1月ー3月)を利用して研究報告書を完成する。作業をきちんと進めるために、研究グループのメンバーが月に一度研究報告会を行い、確実に推進していきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
今年度では、入手した膨大なミクロデータを整理するために多くの時間を費やしたため、全体的な作業が遅れてしまい、使用する予定の予算を次年度に使用することになった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
残された予算は、次年度において、データ整理や分析のための補助作業、研究報告のための出張、そして報告書作成などのために使用する予定である。
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Research Products
(2 results)