2012 Fiscal Year Research-status Report
パブリックデザインにおける沿道景観の貢献要素と継時性の視覚化に関する研究
Project/Area Number |
24531139
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
千代田 憲子 愛媛大学, 教育学部, 教授 (70322625)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | パブリックデザイン |
Research Abstract |
松山市における予備調査として、 地域と生活と景色の観察に相応しく、特徴の異なる4つの街路を選定し,幅員方向を順次撮影した。また,周辺地区から1街路を加えた。 次に、街路の特徴を表している箇所を選出して、沿道景観に貢献していると思われるキーワードと阻害していると思われるキーワードを抽出した。 さらに、文献により、キーワードの補完や分類などの検討を加えた。 本調査における対象街路「山苞の道」の撮影地点の画角などの問題点について、整理を進めた。街路を等間隔に順次撮影した場合、ハイライトと思われるポイントがずれる場面もあり、それらの解決策を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予備調査を順調に実施することができ、データや資料の作成も良好に進展した。 キーワードとその分類に関しては、撮影地点の観察から導くキーワードに加えて,今後さらに文献等による詳細な検討が必要であると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
本調査の対象街路「山苞の道」において、異なる季節(春から夏と秋から冬)に2回の撮影を行い、季節による比較も加えて詳細な観察を実施する。 それらの撮影資料をもとに、沿道景観の印象に対するヒアリングとアンケート調査を実施する。 沿道景観の貢献要素の分析とキーワードの抽出は、、詳細な観察にヒアリングとアンケート調査の結果も加えて行い、キーワードの分類を進める。 キーワードの分類をもとに、選定した地点のバランスシートを作成して貢献要素を視覚化する。 バランスシートを活用して、地点ごとの特徴と継時性の視覚化への課題を検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
データ出力に関連するインクや用紙類の消耗品と、本調査にかかる旅費、資料整理に対する研究補助の人件費を予定している。
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