2014 Fiscal Year Annual Research Report
スペインの美術教育に学ぶ、言語教育を取り入れた図画工作科の学習内容と指導法の検討
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24531146
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
藤井 康子 大分大学, 教育福祉科学部, 准教授 (10608376)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 穂高 筑波大学, 人間総合科学研究科(系), 教授 (50238531)
金子 亨 東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (90233882) [Withdrawn]
冨田 礼志 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (60145349)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 図画工作科教育 / スペインの美術教育 / 外国語活動 / CLIL教育 / 図工・美術教科書 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、平成24年度及び平成25年度に実施した海外調査(マドリッド自治州、ガリシア自治州、カタルーニャ自治州における学校現場や教育機関の訪問調査)で得られた内容とこれまで収集した英語版初等美術教科書や教師用指導書、言語教育と美術教育との連携に関する資料の整理と分析・考察を行い、学会における口頭発表や学会誌、最後に研究全体の成果をとりまとめた報告書において研究成果を発表した。これらの研究成果を基に、大分市と熊本市の小学校教員とともに我が国の小学校現場で実施できる「子どもと教師双方が楽しみながら学べる学習教材」の開発を行い、平成26年10月~平成27年2月にかけて小学校において研究授業を実施し、学習内容や指導法の検証を行った。具体的な内容は、下記の三点にまとめられる。 (1)教科書、教師用指導書、副教材、関連資料の収集:前年度までに収集した資料の欠損部を補うことを中心に行い、終了させた。 (2)学習教材の開発:海外調査等で実施したマドリッド・コンプテンセ大学教員との共同研究や英語版初等美術教科書の研究の成果を基に、小学校において英語教育を取り入れた図画工作科の学習教材を考案し、研究授業を実施した後に教育効果の検証を行った。 (3)報告書の作成:各自治州で収集した英語版初等美術教科書及び教師用指導書の分析、海外調査によって得られた成果をまとめた報告書を作成し、広く公開した。 (4)学会発表:研究成果を日本美術教育連合、大学美術教育学会、美術科教育学会で報告し、日本美術教育連合及び大学美術教育学会発刊の学術雑誌において発表した。
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Research Products
(5 results)