2014 Fiscal Year Annual Research Report
米国の革新的科学/技術・工学/数学教育の解明-日本の教育革新へのビジョン提言
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24531219
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
長洲 南海男 筑波大学, 名誉教授 (90018044)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 伸也 金沢大学, 学校教育系, 准教授 (10570434)
出口 憲 常葉大学, 教育学部, 准教授 (40298451)
内ノ倉 真吾 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (70512531)
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 教授 (90252155)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | STEM教育 / 米国の科学教育 / 米国の数学教育 / 米国のスタンダード / NGSS / 教科領域横断 / カリキュラム構成 / Common Core |
Outline of Annual Research Achievements |
研究成果第一は最終年度の成果の最終報告書。第二は別記の国内外の関連諸学会での発表。第三は以下の5点、①日本と比較して似て非なる米国科学教育背景の学校システム、文化、歴史的背景の実態の解明。②この理解の基に米国は国際競争に打ち勝つためにSTEM教育を展開、具体的には米国の学校教育はPre-K(就学前)より大学院教育までの様々なマイナーも含めたあらゆる学習者へのSTEM教育の具体化、実現化に全米を挙げて法的、行財政的支援の基に連邦政府の様々省庁、財団、法人、学会やTextbook出版会社、州や学校区等の各種様々な組織・機関より多面的、多元的展開していいる実態解明。③STEM教育の科学教育のStandardsである“A Framework for K-12 Science Education”とその改善版”Next Generation Science Standards“は膨大な資料故に今回はPhysical ScienceとLife Science、④Nature of Science、⑤Argumentの翻訳分析(以上4点は初年度より継続分析しつつ最終年度の成果)。第四は以下の3点、①米国の科学教育連合学会であるNSTAの本部、STEM教育に積極的なアイオワ大学及び初等学校科学授業とミネソタ大学STEM教育センター、ミドルスクールTechnology授業の実地調査によりアイオワ州は全州挙げて、ミネソタ州も同センターの基にSTEM教育を展開。③ASTE(アメリカ科学教師教育学会)の全米大会参加によるSTEM教育研究解明(最終年度の成果)。第五は上記成果を基に国際学会での日本での展開事例の発表。これらより、日本の教育革新へのビジョンは国際競争に打ち勝つ日本の教科領域横断のSTEM教育が必要必須。
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Research Products
(11 results)