2014 Fiscal Year Annual Research Report
循環的な改善により行う初年次教育において活用できるeラーニング教材の開発
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24531222
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Research Institution | Hiroshima Shudo University |
Principal Investigator |
大澤 真也 広島修道大学, 人文学部, 教授 (00351982)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 大輔 広島修道大学, 人文学部, 教授 (30368766)
竹井 光子 広島修道大学, 法学部, 教授 (80412287)
矢田部 順二 広島修道大学, 法学部, 教授 (30299284)
記谷 康之 広島修道大学, 経済科学部, 講師 (00342303)
脇谷 直子 広島修道大学, 経済科学部, 教授 (80435049)
川嶋 真由美 九州産業大学, 公私立大学の部局等, 講師 (30546932)
岡田 あずさ 広島修道大学, 経済科学部, 教授 (80351980)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | eラーニング / 教材開発 / 英語 / 情報 / Moodle |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に開発した英語アニメ教材を初年次英語クラスでMoodleと連携して利用するとともに、(1) Can-do 自信度調査、(2) 教材アンケート、(3) Moodleアクセスログ分析、の3つの観点からオンライン教材利用の効果の検証を行った。(1) に関しては、教材で扱った項目で自信度が向上したものもあった一方で、まったく影響が見られないものもあった。次に(2)に関しては、教材に対する学生の反応は概ね好意的なものであった。最後に(3)のアクセスログ分析の結果、教材が課外学習を促進したとまでは言えないが、課外で積極的に教材を利用している学生の成績は上位に位置する傾向にあった。これらの教材検証の結果に基づき、教材の修正を行った。また教材利用教員からの要望に応え、動画教材を補完するテキストおよび音声教材を新たに作成した。 次に情報教育においては、初年次情報処理科目における情報処理に関する知識の変化を調査した。知識確認テストは前年に作成した知識小テスト教材から選定した。学期前後の得点を比較したところ学期末は学期始めより有意な増加が認められた。Moodle上の教材を自習と授業の学習との両方で活用することで、情報処理に関する知識を定着させる効果がみられたと推察される。 その他、オープンソースのeポートフォリオシステムとして注目を集めているMaharaと同様の機能をMoodleに実装させることを目的として、eポートフォリオモジュール「一筆柿右衛門」を開発した。またMoodleに限定しないeラーニング環境を構築することを目的として「ひとりでできる問」の開発も行った。これらは平成26年度に試験的に利用を開始し、現在その効果を検証している段階である。
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