2014 Fiscal Year Annual Research Report
発達障害者の社会参加を推進するソーシャルスキル支援ツールの実用化
Project/Area Number |
24531252
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
武蔵 博文 香川大学, 教育学部, 教授 (00262486)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂井 聡 香川大学, 教育学部, 教授 (90403766)
明翫 光宜 中京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (70469021)
石川 健介 金沢工業大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (90319038)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 特別支援教育 / 人間関係の形成 / 感情調整 / 認知行動療法 / 積極的行動支援 / 支援ツール / 発達障害 / 知的障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
発達障害者の社会参加を推進するソーシャルスキル支援ツールの実用化を目的に、支援プログラムのコンテンツの充実(課題2)、ICT機器を活用した支援プログラムの展開(課題3)に主に取りくんだ。 課題2:支援プログラムのコンテンツの充実。発達障害のある児童を対象とした感情の理解と調整を目的とするソーシャルスキルトレーニングを実施した。これまで作成してきた指導教材の見直し充実を図った。支援プログラムを学ぶための指導教材は、指導目標や具体的標的行動、実施上の留意点等を明確にし、対象児童にわかりやすいようにワークシート等を作り直し、指導者向けの説明を文章化した。学習の定着を図るための指導教材は、対象児童が興味を抱いて自ら取り組めるように、ルールや実施方法を明確にし、シナリオやゲームの内容を充実させた。さらに、この支援プログラムを元に活用編を考案した。対象児童の理解度や小集団活動の様子に合わせて、グループワークや発表会、ホームワーク、より難度の高い活動を行うものである。また、低学年の児童にも対応できるように基礎編を考案した。選択式のワークシート、絵本形式の説明資料、学習内容を復習するためのゲーム等である。学習内容の理解を判断するためのクイズも作成し試行した。 課題3:ICT機器を活用した支援プログラムの展開。昨年度より、Web関連システム開発デザイン会社と開発を進めてきた。携帯情報端末でのWebアプリとして試行を繰り返し、完成度を高めた。ソーシャルスキルトレーニングにおいて、このアプリを試行した。対象児童は短時間に集中して学習内容を復習できた。様々な対処法を組み合わせて使用する練習を行えた。家庭や学校への支援と組み合わせることにより、維持・定着の効果を高めることができた。課題3の実施では、予想以上の交渉や時間を必要としたが、今回の研究で予定していた内容をほぼ成し遂げることができた。
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Research Products
(8 results)