2015 Fiscal Year Annual Research Report
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24540392
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| Research Institution | Akita University |
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Principal Investigator |
林 正彦 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (60301040)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保木 一浩 神戸大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50231296)
海老澤 丕道 東北大学, 情報科学研究科, 名誉教授 (90005439)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | 電荷密度波 / トポロジカル結晶 / 高温超伝導体 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
（１）電荷密度波の動的特性に関する研究について，前年度まで継続して進めてきた，「時間に依存するギンツブルグ・ランダウ方程式」の導出に関して，最終的な結論を得ることが出来た。これによって，準粒子と凝縮体の間の粒子数のやり取りを含むような現象（電流電極付近における位相滑りなど）の数値シミュレーションが可能となった。現在は実際にその方程式に基づく数値シミュレーションを行って，種々のトポロジカル結晶中の非線形伝導現象等の解明を進めており，今後の発展に繋がることが期待できる。
（２）高温超伝導体における種々の秩序の出現とそのゆらぎについて，前年度までの結果をまとめて国際会議（M2S0215）において発表を行った。ゆらぎを考慮したt-Jモデルにおける反強磁性秩序の相図を明らかにした。また，界面におけるフラックス状態の出現可能性について議論した。
（３）リング結晶の多角形化について，数値シミュレーションに基づく計算を進めた。その結果，多角形化が起こる状況を再現することには成功したが，リングの半径や母結晶の弾性定数などの関数として，多角形化の起こり得る領域を明らかにし，相図を得ることは未だ出来ておらず，この点は課題として残った。
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