2013 Fiscal Year Research-status Report
原発1基に相当するリラクタンス型洋上風力発電機の適応ロバストベクトル制御系の開発
Project/Area Number |
24560554
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
天野 耀鴻 日本大学, 工学部, 教授 (40370001)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
乾 成里 日本大学, 工学部, 准教授 (40176409)
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Keywords | 制御工学 / 電気機器工学 / システム工学 / 再生可能エネルギー / 海洋資源 |
Research Abstract |
本研究では,荒波の海での厳酷な環境に耐えるように,原発1 基に相当できる新しいリラクタンス型洋上風力発電機の適応ロバストベクトル制御系を初めて開発し,本提案の制御系によってリラクタンス型洋上風力発電機の高効率発電をストレステストで実行することを目的とする。 平成25年度では,下記の研究が実行された。 1.リラクタンス型洋上風力発電機の数理モデル解析:リラクタンス型洋上風力発電機の数理モデル解析の目的は荒波の海で風速変動による出力変動を効率よく抑制するために風速のカットイン領域・定格運転領域・カットオフ領域における木目細かな制御方式が不可欠である。そのため,同期リラクタンス型風力発電機の状態空間表現において厳酷な環境に耐えるリラクタンス型洋上風力発電機の数理モデルを解析に確立した。 2.適応ロバストベクトル制御系の構築:リラクタンス型洋上風力発電機の数理モデルに対して適応ロバストベクトル制御系を新たに構築し,その制御系のロバスト性,有効性及び適応性について数値解析で検証を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
リラクタンス型洋上風力発電機の数理モデルの解析ができた。荒波の海で風速変動による出力変動を効率よく抑制するために風速のカットイン領域・定格運転領域・カットオフ領域における木目細かな制御方式が不可欠である。そのため,同期リラクタンス型風力発電機の状態空間表現において厳酷な環境に耐えるリラクタンス型洋上風力発電機の数理モデルを解析に確立した。
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Strategy for Future Research Activity |
1.適応ロバストベクトル制御系の構築: リラクタンス型洋上風力発電機の数理モデルに対して適応ロバストベクトル制御系を新たに構築し,その制御系のロバスト性,有効性及び適応性について数値解析で検証を行う。 2.総合解析と検証: 制御系について閉ループシステムの安定性を検証する。更に,風力発電高効率化のため,巨大なリラクタンス型洋上風力発電機とその制御系に対して総合的に解析・検討を実行する。 3.ストレステストの実行: 構築される適応ロバストベクトル制御系を用いてリラクタンス型洋上風力発電の高効率発電をストレステストで実行する。担当はストレステスト班である。
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Research Products
(5 results)