2014 Fiscal Year Research-status Report
ハイブリッド型洋上エネルギー開発システムの実海域性能に関する基礎的検討
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24560990
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
砂原 俊之 東海大学, 海洋学部, 准教授 (40276788)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺尾 裕 東海大学, 海洋学部, 教授 (10138638)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 浮体式洋上風力発電 / 沿岸域発電システム / 波浪推進装置 / 波浪中動揺低減 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、6月に研究代表者が左膝を負傷し、年度末現在までリハビリ治療を続けている状態で当初予定していた研究計画の遂行が困難になったため、特筆すべき研究実績はありません。このような状態のため、補助事業期間延長の申請を行い、承認されています。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度6月に研究代表者が左膝を負傷し、長期のリハビリ治療を続けていた関係で、今年度予定していた研究計画がほとんど遂行できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
本システムは実海域の自然環境条件下における本システムの有効性を検証する必要がある。この場合、初期モデルでは双胴船型プラットフォームを採用したが、より実海域性能に優れた浮体形状の検討も必要となる。そこで、以下の検証を実施する予定である。 ・水中翼が波浪中ピッチング動揺減衰性能や係留力低減性能に及ぼす影響を模型実験等により調べる。 ・多点係留型システムへの適用を視野に入れて、セミサブ型プラットフォームなど種々のプラットフォーム形状と水中翼を組み合わせた場合の波浪中動揺低減効果、漂流力低減効果を明らかにし、風、波、潮流の影響を総合的に加味した上での本システムの技術的可能性を評価する。
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Causes of Carryover |
2014年6月に、研究代表者の砂原俊之が左膝を負傷し、半月板損傷と診断されました。負傷後、3ヶ月近く杖歩行を余儀なくされ、現在もリハビリ治療を続けています。年度末現在、まだ歩行に支障があり、膝を深く曲げられないなど日常生活に不自由している状態です。このような状況下で、本研究の今年度内の遂行が困難になりました。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は、今年度実施できなかった、波浪中ピッチング動揺減衰性能を明らかにする模型実験や、風、波、潮流の影響を総合的に加味した本システムの技術的可能性の検証を実施する予定であり、当該助成金はそれらの実験棟に関わる諸支出に充当する予定である。
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