2013 Fiscal Year Research-status Report
アメーバ共培養法で検出したレジオネラの遺伝子型と棲息環境との関連性解析
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24590841
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Research Institution | Osaka Prefectural Institute of Public Health |
Principal Investigator |
枝川 亜希子 大阪府立公衆衛生研究所, その他部局等, 研究員 (80321941)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 明生 大阪府立公衆衛生研究所, その他部局等, その他 (00250283)
河原 隆二 大阪府立公衆衛生研究所, その他部局等, 研究員 (10332454)
宮本 比呂志 佐賀大学, 医学部, 教授 (40229894)
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Keywords | レジオネラ / アメーバ / 環境水 |
Research Abstract |
育児休暇の取得に伴い研究中断したため、H25年度の研究実績はなし。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
育児休暇の取得に伴い、H25年度は研究中断したため。
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Strategy for Future Research Activity |
【平成26年度】種々の環境水のレジオネラ汚染分布実態についてアメーバ共培養法を用いて明らかにするために、次の1)~3)の項目について実施する。H26年度に実施予定の試料に加え、研究中止期間のH25年度に採取予定であった試料もを含めて実施する。 1) アメーバ共培養法を用いた環境水からのレジオネラ検出-レジオネラ症の感染源となり得る浴槽水、冷却塔水など環境水濃縮試料から、アメーバ共培養法、PCR法などによりレジオネラを検出する。得られたPCR産物について、ダイレクトシークエンス法により塩基配列を解読しGenebankのデータを用いた相同性検索や分子系統樹により遺伝子解析を行う。2) リアルタイムPCR法によるアメーバ共培養法でのレジオネラ増殖確認-環境水濃縮試料と、アメーバ共培養後の環境水濃縮試料それぞれについて、レジオネラ特異遺伝子を標的としたリアルタイムPCR法により定量的にレジオネラを検出し、アメーバ共培養法によるレジオネラの増殖を確認する。3)L. pneumophilaを用いたSequence-Based Typing (SBT法)による遺伝子型別手法の確立-申請者らが保有しているL. pneumophilaを用いて、European Working Group for Legionella Infections (EWGLI)が提唱する方法によりflaA, pilE, asd, mip, mompS, proA, neuAの7つの遺伝子の一部領域の塩基配列を決定し、遺伝子型別手法の確立を行う。 【平成27年度】平成26年度と同様に1)~2)の項目について実施する。加えて、アメーバ共培養法により検出したL. pneumophilaについて、前年度までに確立したSBT法により遺伝子型別を行う。 【平成28年度】最終年度であるH28年度には、SBT法により得られたL. pneumophilaの遺伝子型について、環境水種別や棲息環境との関連性について解析を行う。 これらについて、得られた結果を取りまとめ、成果の発表を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
育児休業により研究を中断したため。 育児休業により中断していた期間に予定していた研究を次年度以降に行うため、生じた次年度使用額は研究実施期間内に使用する。
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