2014 Fiscal Year Annual Research Report
劇症1型糖尿病の病因・病態の解明及び新たな治療法の開発
Project/Area Number |
24591320
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
遠藤 登代志 山梨大学, 総合研究部, 医学研究員 (00152017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金重 勝博 山梨大学, 総合研究部, 助教 (20377518)
小林 哲郎 公益財団法人冲中記念成人病研究所, 研究室, 研究員 (30113442)
田中 昌一郎 山梨大学, 総合研究部, 助教 (70377521)
滝澤 壮一 山梨大学, 総合研究部, 助教 (80456467)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 劇症1型糖尿病 / Amylaseα-2A / 自己抗体 / 慢性膵炎 / DNA免疫 |
Outline of Annual Research Achievements |
劇症1型糖尿病は急激に発症する極めて重篤な糖尿病であり、その迅速な診断法としてAmylaseα-2A(AMY)に対する自己抗体(AMY-Ab)をELISA法にて検出することが有用である。しかし、この測定法はbackgroundが比較的高く更に改良が必要であるため、Amylaseα-2AのC末端に近いペプチド7を用いた際に、従来の結果がほぼ再現され、かつbackgroundが低下することが判明した。 この改良ELISAにて種々の膵関連疾患の血中AMY-Abの有無を検討した結果、劇症1型糖尿病、自己免疫性膵患者での陽性率が高く、また一部アルコール性慢性膵炎患者にも陽性者が散見される。膵癌患者ではほとんどが陰性であった。興味深いことに非アルコール性慢性膵炎患者中にも陽性者が存在することが明らかとなった。 一方、AMY-Abの意義を明らかにする目的にて、AMYをマウスに免疫するモデルを開発中であるが、AMY cDNAをin vivo electroporation法にて免疫することにより高率に膵島炎を惹起しうることが判明した。病理学的には膵島周囲への細胞浸潤が認められるが空腹時血糖は正常マウスとの差がなく、現在さらに詳細に耐糖能につき解析の予定であり、引き続き研究を継続してく予定である。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Distinct cell clusters touching islet cells induce islet cell replication in association with over-expression of Regenerating Gene (REG) protein in fulminant type 1 diabetes.2014
Author(s)
Aida K, Saitoh S, Nishida Y, Yokota S, Ohno S, Mao X, Akiyama D, Tanaka S, Awata T, Shimada A, Oikawa Y, Shimura H, Furuya F, Takizawa S, Ichijo M, Ichijo S, Itakura J, Fujii H, Hashiguchi A, Takasawa S, Endo T, Kobayashi T.
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Journal Title
PLoS One.
Volume: 9(4)
Pages: e95110