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2014 Fiscal Year Annual Research Report

エピゲノム制御分子を介した白血病の分子病態の解明

Research Project

Project/Area Number 24591390
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

小埜 良一  三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40422414)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords白血病
Outline of Annual Research Achievements

平成26年度は、まず、昨年度までにMx1-Creマウスとの交配で作製したコンディショナルノックアウトマウスモデルにより、先行的に解析を進めつつ、一部、Rosa26- CreERT2マウスとの交配で作製したコンディショナルノックアウトマウスモデルでも解析した。ノックアウトを誘導して、経時的に末梢血や骨髄の造血幹・前駆細胞、脾臓及び胸腺における影響を解析した。明確な差異をもたらすような所見は得られなかったが、最近、エピゲノム関連の表現型異常は、非常に長期の観察期間を経て出現するという報告もあったことから、引き続き、経時的観察を行っていく予定である。また、一部、移植モデルを組み合わせた実験系では、幹細胞の機能に影響を及ぼしうることを示唆する知見も得られており、こちらも同様に詳細な機能解析をしていく予定である。一方、昨年度flox/floxマウスを用いて、白血病関連遺伝子を導入して、コロニーリプレーティングアッセイを用いて、不死化した後に、レトロウイルスでCreの遺伝子導入を行いた結果に関して、コンディショナルモデルマウス由来の骨髄の造血幹・前駆細胞を用いた解析を行った。あらかじめノックアウトを誘導しておいた細胞においてコロニーリプレーティングアッセイを行ってみると、対照群と比較して、特にコロニー形成能などにおける顕著な影響は認められず、対照群と混合した競合的条件でも、差異ははっきりしなかった。さらに、幹細胞特異的白血病モデルマウスと交配したコンディショナルノックアウトマウスで、白血病発症を誘導しつつ、ノックアウトの影響も検討してみたところ、予想と異なり、ある条件下では白血病発症を妨げない可能性が示唆される結果が得られた。こちらも、潜伏期間が長期にわたるため、引き続き、解析を進めていく予定である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2014 Other

All Presentation (2 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] Expression of LMO3 and SNAP25 in Diffuse Large B-Cell Lymphoma Cells and Its Relation to Clinical Features2014

    • Author(s)
      Kobayashi K, Yamaguchi M, Miyazaki K, Imai H, Yokoe K, Ono R, Nosaka T, and Katayama N
    • Organizer
      第56回アメリカ血液学会
    • Place of Presentation
      米国カルフォルニア州サンフランシスコ
    • Year and Date
      2014-12-07
  • [Presentation] 白血病発症におけるPlzfによる異常な自己複製をもたらす新規分子機構の解析2014

    • Author(s)
      小埜良一、桝屋正浩、片山直之、野阪哲哉
    • Organizer
      第76回日本血液学会学術集会
    • Place of Presentation
      大阪国際会議場
    • Year and Date
      2014-11-02
  • [Remarks] 三重大学大学院医学系研究科 感染症制御医学・分子遺伝学

    • URL

      http://www.medic.mie-u.ac.jp/microbiol/

URL: 

Published: 2016-06-01  

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