2013 Fiscal Year Research-status Report
Double IR法による中枢神経病変検出の最適化と臨床的有用性の検討
Project/Area Number |
24591757
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
金柿 光憲 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50378676)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 知久 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30321607)
山本 憲 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60525567)
|
Keywords | MRI / てんかん |
Research Abstract |
まず健常ボランティアに対して高磁場(3T)MRI 装置と32チャンネルの高性能頭部コイルを用いてDouble IR画像 および比較対象となるT2強調画像、FLAIR画像を撮像し、Double IR画像における正常構造の描出能を確認した。アーチファクトの低減に努めながら、皮質白質コントラストを良好に描出できる至適撮像条件(TR, TE, TI, スライス厚など)を、健常ボランティアを撮像することにより決定した。 健常ボランティアでは、T2強調画像、FLAIR画像とも白質構造の描出に、これまでの報告と同様の正常構造描出が確認された。Double IR画像ではartifactの少ない良好な画像を得ることが可能となった。 最適化された各撮像法を用いて、側頭葉てんかん患者におけるT2強調画像、FLAIR画像、Double IR画像それぞれのてんかん側半球の同定能を視覚的に検討し、Double IR画像が最も優れていることが明らかとなった。 さらに、側頭葉てんかん患者においてデータ解析ソフトウェアを用いて、Double IR画像の白質変化を定量的に解析し、Double IR法はFDG-PETに匹敵する、高いてんかん側半球の同定能を有していることが明らかとなった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度中の達成を予定していたDouble IR画像のてんかん患者での臨床応用を行った。
|
Strategy for Future Research Activity |
てんかん患者における臨床応用を引き続き検討する。多発性硬化症などDouble IR法が有用と考えられる様々な疾患に対しても撮像を行い、解析を試みる。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
高磁場MRIの保守費用が次年度に負担する予定となったため。 データ解析ビジュアライゼーションソフトウェアを用いた解析のため、大量のデータを安全に保存・保守するために、複数の業務用の高性能ハードディスクの購入を予定している。高磁場MRIの保守費用にも用いる予定である。また研究結果を学会で発表のための費用も必要になると予想される。
|
Research Products
(4 results)
-
[Journal Article] Evaluation of focus laterality in temporal lobe epilepsy: a quantitative study comparing double inversion-recovery MR imaging at 3T with FDG-PET2013
Author(s)
Morimoto E, Okada T, Kanagaki M, Yamamoto A, Fushimi Y, Matsumoto R, Takaya S, Ikeda A, Kunieda T, Kikuchi T, Paul D, Miyamoto S, Takahashi R, Togashi K
-
Journal Title
Epilepsia
Volume: 54(12)
Pages: 2174-83
DOI
Peer Reviewed
-
-
-
[Presentation] Evaluation of Focus Laterality in Temporal Lobe Epilepsy: A Quantitative Study Comparing Double Inversion-recovery MR Imaging at 3T with FDG-PET2013
Author(s)
Morimoto E, Okada T, Kanagaki M, Yamamoto A, Fushimi Y, Matsumoto R, Takaya S, Ikeda A, Kunieda T, Kikuchi T, Paul D, Miyamoto S, Takahashi R, Togashi K
Organizer
Radiological Society of North America (RSNA) 99th Scientific Assembly and Annual Meeting
Place of Presentation
Chicago, USA
Year and Date
20131201-20131206