2013 Fiscal Year Research-status Report
定量的コンピュータ断層血流評価とオミックス情報による肺癌の標準治療効果予測
Project/Area Number |
24591762
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
大野 良治 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30324924)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 善博 神戸大学, 医学部附属病院, 教授 (20291453)
伊藤 智雄 神戸大学, 医学部附属病院, 教授 (20301880)
神山 久信 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (30546487)
吉川 武 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40332788)
杉村 和朗 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00136384)
眞庭 謙昌 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50362778)
竹中 大祐 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60258233)
松本 純明 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60397833)
西村 英輝 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80444610)
小谷 義一 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90403287)
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Keywords | Perfusion CT / Low-Dose / Lung Cancer / 灌流CT / 低線量 / 肺癌 |
Research Abstract |
Perfusion ADCT による定量的肺癌血流評価法開発における臨床検討として,前年に開発した再構成を用いた低線量Perfusion ADCT を神戸大学医学部附属病院放射線部にて 非小細胞肺癌患者(n=30)に対して治療前後に施行するとともに,改良された定量的肺血流解析ソフトにて解析を行い,標準治療に対する早期治療効果予測能に関して検討し,Radiological Society of North Americaの主催するRSNA 2014に投稿した。 あわせて,更なる低線量化を図るために,低線量CTに適した新たな再構成法による低線量Perfusion ADCT の血流測定に関する検討を行い,RSNA 2013,日本医学放射線学会の主催するJRC 2014,European Society of Radiologyの主催するECR 2014にて発表した。 また,肺動脈・気管支動脈二重支配対応定量的血流解析ソフトに関する初期臨床検証に関して,海外一流誌にて発表を行うとともに,以前に開発した手法などとの比較を行った。また,肺動脈・気管支動脈二重支配対応定量的血流解析ソフトに関して,肺実質,肺結節および腫瘤及びリンパ節転移などのさまざまなResponse Evaluation Criteria in Solid Tumors(RECIST)評価における標的病変に対応するための改良を行う必要があることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1)本研究における基礎的検討である肺癌患者のPerfusion ADCTデータ取得及びソフト開発及び改良がおこなわれていること。 2)本研究におけるPerfusion ADCTの臨床応用に向けた低線量化下に対するシュミレーション実験を行い,ソフトの低線量Perfusion CTへの対応などのさまざまな改良を行い,症例集積を開始したこと。 3)肺癌患者の組織及び病理診断を行うための検体の収集は行われていること。 4)保存的治療の効果判定を行うための必要な画像検査を他診療科と共同して行っており,脱落症例が現時点ではいないので,順調に症例登録が進んでいること。
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Strategy for Future Research Activity |
1)Perfusion ADCTによる定量的肺癌血流評価法開発における臨床検討:前年に開発した再構成を用いた低線量Perfusion ADCTを神戸大学医学部附属病院放射線部にて臨床病期非小細胞肺癌患者に対して引き続き治療前に施行するとともに,改良された定量的肺血流解析ソフトにて解析を行う。 2)低線量Perfusion ADCT用画像再構成法および肺動脈・気管支動脈二重支配対応定量的血流解析ソフトの改良を引き続き行う。 3)前年度の検討により,RECIST評価に対応するために複数の部位で同時にPerfusion CTを行うための撮像法及び解析法を開発する必要性が生じたため,その開発に着手する。 4)非小細胞肺癌患者の標準治療前におけるOmics情報に関する検討に関して開始し,画像バイオマーカーとの融合を目指すための準備を行う。 これらの研究成果は国内学会や国際学会にて研究成果を積極的に発表する予定である。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] Lung and Nodule Perfusion Assessments on Dynamic First-pass Perfusion Area-detector CT: Capability of Adaptive Iterative Dose Reduction Using 3D Processing (AIDR 3D) for Radiation Dose Reduction as Compared with Filter Back Projection (FBP)2013
Author(s)
Yoshiharu Ohno, Mizuho Nishio, Takeshi Yoshikawa, Sumiaki Matsumoto, Yasuko Fujisawa, Naoki Sugihara, Hisanobu Koyama, Shinichiro Seki, Maho Tsubakimoto, Tohru Murakami, Masakazu Kanzawa, Kazuro Sugimura
Organizer
RSNA 2013
Place of Presentation
Chicago
Year and Date
20131201-20131206
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