2012 Fiscal Year Research-status Report
ヨード123全身シンチグラムを用いたヨード治療適応評価の有用性に関する研究
Project/Area Number |
24591772
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
馬場 眞吾 九州大学, 大学病院, 助教 (80380450)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 光一郎 九州大学, 大学病院, 講師 (00380387)
本田 浩 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90145433)
磯田 拓郎 九州大学, 大学病院, 医員 (90452747)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 |
Research Abstract |
ヨード123による全身SCANのための予備実験としてヨードカプセルを溶解させた液体を用いてファントム実験を行った。プラナー像、SPECT画像の比較、さらに131IのSPECT・CTで得られた甲状腺床、転移巣の集積比から必要とされるヨード123の量を検討した段階である。またSPECT/CTを用いた定量的評価についても基礎的な実験を行っている。現段階での試算では患者あたり最低でも50MBqの投与量が必要で、そのために必要なSPECT/CTの撮像パラメーター、再構成条件の最適化を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度中に実際の患者を用いた研究を行う予定としていたが、ファントム実験が思った以上に時間がかかった点、十分な画質を担保できる適切なRI量を投与するとすると被験者に多数のカプセルを飲んでいただく必要があり(現在の販売品の規格放射線量が少量であるため)、この点で難航している。
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Strategy for Future Research Activity |
現在本研究に対する倫理委員会への承認を待っている段階であるが、1回の検査に使用するヨード123を患者に投与する場合、現在の規格が3.7MBqであるため、10カプセル以上を飲んでいただくことになる。これは被験者の負担になるため、現在メーカーサイドとより大きなカプセルの規格を製造していただく交渉をしている段階である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度の研究費はおもにヨード123製剤の薬剤費用に充てる。現状ヨード123は185MBqにつき15750円でありとなる。年間約80人を予定しているため、必要な経費は148万円となる予定。
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