2013 Fiscal Year Research-status Report
高次脳機能障害におけるASL-MRI脳血流画像での臨床的解析法の確立
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24591774
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
野口 智幸 佐賀大学, 医学部, 講師 (40380448)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅見 豊子 佐賀大学, 医学部, 准教授 (20222599)
入江 裕之 佐賀大学, 医学部, 教授 (50284493)
西原 正志 佐賀大学, 医学部, 助教 (50516557)
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Keywords | ASL-MRI / 高次脳機能障害 / 被殻出血 / モヤモヤ病 / 髄膜脳炎 |
Research Abstract |
●本研究の主眼である「ASLを用いた脳血流による高次脳機能障害」の発表を学会の招待講演で行い、高次脳機能障害を来す対象疾患を対象にASL-MRIの有用性を説いた。 (演題と学会名: ASLを用いた脳血流による高次脳機能障害の評価 第37回日本脳神経CI学会総会 ソニックシティ(さいたま市)2014年3月1日)。 ●また、高次脳機能障害を来すモヤモヤ病のASL-MRI先行研究について英語論文を作成し医学雑誌に投稿したところ、受理され本年度に掲載された(Noguchi T, Kawashima M, Nishihara M, Hirai T, Matsushima T, Irie H Arterial spin-labeling MR imaging in moyamoya disease compared with clinical assessments and other MR imaging finings Eur J Radiol. 2013 Dec;82(12):e840-7 )。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
●達成度の評価の理由として①すでに達成したこと、②これからの課題、を以下に述べる。 ①上記のごとくASL-MRIを用いた高次脳機能障害の評価について、成果を学会発表した。また、高次脳機能障害を来すモヤモヤ病のASL-MRI先行研究について英語論文発表も行った。 ②今後のあらたな研究として、高次脳機能障害を来す疾患の対象を広げ、血流の差異をSPECTとASL-MRIで比較すること、などがあげられる。
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Strategy for Future Research Activity |
●SPECTとの血流値の比較を多数対象者で行うため、データ収集及びデータベースの構築が必要である。 ●ファントム実験での実験装置を作成する必要がある。 ●健常ボランティアとして多数のサンプル採取が必要となる。 ●現在の横断的解析から、経過を追跡した縦断的研究へつなげ、急性期から慢性期の経過や、リハビリテーションによる機能回復などの客観的指標としてのASL-MRIの有用性を模索する。
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Research Products
(13 results)