2012 Fiscal Year Research-status Report
狭帯域光観察を用いた肺癌胸膜浸潤・胸膜中皮腫病変の術中診断と浸潤メカニズムの解明
Project/Area Number |
24592081
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
佐藤 幸夫 筑波大学, 医学医療系, 教授 (10312844)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 雅之 筑波大学, 医学医療系, 教授 (00198582)
後藤 行延 筑波大学, 医学医療系, 講師 (20451700)
酒井 光昭 筑波大学, 医学医療系, 講師 (60375508)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 肺癌 / 胸膜浸潤 |
Research Abstract |
肺癌症例の手術において、正常部位と病変部の胸膜の微小血管所見をNBI観察し、組織像と対比し、胸膜浸潤部の特徴的微小血管所見を評価し、病理組織所見と対比した。正常胸膜では規則正しい微小血管の網の目構造が観察されるのに対し、肺癌胸膜浸潤例では、正常構造が消失し、不規則な点状血管が観察されることを確認した。症例を蓄積し、NBI所見による胸膜浸潤の正診率を評価中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
手術時の胸膜所見の蓄積は概ね計画通り進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
組織にて胸膜浸潤部に発達する点状の微小血管の構造を詳細に検討し、肺癌胸膜浸潤と共に微小血管が発達するメカニズムを探る。我々は胸膜浸潤部に発達する微小血管は腫瘍の新生血管であると推測しており、血管内皮細胞増殖因子VEGF(vascular endothelial growth factor)、線維芽細胞増殖因子FGF(Fibroblast growthfactor)、トランスフォーミング増殖因子(Transforming growth factor, TGF)を染色し、胸膜浸潤に伴う血管新生のメカニズムを解析する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
・胸膜所見の画像解析 ・肺癌浸潤胸膜組織での免疫染色
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