2015 Fiscal Year Research-status Report
腱・腱鞘再建に対するヒアルロン酸の効果の生体内研究
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24592242
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
西田 淳 東京医科大学, 医学部, 教授 (20198469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鎌滝 章央 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60360004)
多田 広志 岩手医科大学, 医学部, 助教 (50593638)
嶋村 正 岩手医科大学, 医学部, 名誉教授 (90118258) [Withdrawn]
三又 義訓 岩手医科大学, 医学部, 助教 (40740717)
立岩 俊之 東京医科大学, 医学部, 助教 (00424630)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | tenolysis / tendonsuture / excursion resisitance |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、平成26年度に得られた結果を国際整形外科シンポジウムで講演した。すなわち、腱・腱鞘間滑走抵抗の観点から、屈筋腱縫合後の癒着に対する腱剥離術の効果を犬によるin vivo studyで評価し、剥離前後の癒着の評価も行い、これらの結果を報告した。 腱縫合後に腱剥離を追加することで、より滑走抵抗の少ない腱再建が実施できることが確認された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究成果は、International Orthopedic Symposium (Rochester Minnesota, USA)で「Excursion resistance between tendon and pulley after tenolysis for adhesion after flexor tendon suture in a canine model in vivo」として発表した。結論で腱剥離術は適切な実施時期があると推測されるとした。種々の因子が複雑に影響して実施が困難な可能性があると思われた腱剥離術のin vivo studyの結果が得られて有意義であったと評価されたが、培養滑膜細胞の実験が出来ず、進捗は大幅に遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究代表者の転勤後、共同研究者である鎌滝章央の転勤もあり、研究が遅延した。特に鎌滝共同研究者の環境変化により準備していた培養滑膜細胞の移植は、培養実験を行っていたものの実施できなかった。今後の研究で実施する所存である。 また、1997年度の科研費で購入した滑走抵抗計測装置と関連機器が老朽化してきたため、更新する予定であったが、作成者であるMayo Clinic の技師の体調不良により更新できなかった。このための費用を平成28年度に持ち越して、補助事業期間延長申請を行った。技師の体調回復を待って更新の予定である。
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Causes of Carryover |
1997年度の科研費で購入した滑走抵抗計測装置と関連機器が老朽化してきたため、更新する予定であったが、作成者であるMayo Clinic の技師の体調不良により更新できなかった。このための費用を平成28年度に持ち越して、補助事業期間延長申請を行った。技師の体調回復を待って更新の予定である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
滑走抵抗計測装置と関連機器を、技師の体調回復を待って更新の予定である。
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Research Products
(1 results)