2016 Fiscal Year Annual Research Report
Effect of hyarulonic acid on the tendon/tendon sheath reconstruction. An in vivo study
Project/Area Number |
24592242
|
Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
西田 淳 東京医科大学, 医学部, 教授 (20198469)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鎌滝 章央 岩手医科大学, 医学部, 助教 (60360004)
多田 広志 岩手医科大学, 医学部, 助教 (50593638)
嶋村 正 岩手医科大学, 医学部, 教授 (90118258) [Withdrawn]
三又 義訓 岩手医科大学, 医学部, 助教 (40740717)
立岩 俊之 東京医科大学, 医学部, 助教 (00424630)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 腱・腱鞘 / 滑走抵抗 / 腱縫合 / 癒着 / 腱剥離 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成9年度の科研費で購入し、老朽化が進んでいた滑走抵抗計測装置を更新しようと考えていたが、滑走抵抗計測装置の作成者であるMayo Clinic の技師の体調不良のため、平成27年度に予定していた装置更新ができなかった。このため装置更新費用を平成28年度に持ち越して、補助事業期間延長申請を行った。技師の体調が回復したため、平成28年度には、滑走抵抗計測装置を更新することができた。 平成24年度~平成27年度にわたって研究を継続し、「屈筋腱縫合後の腱・腱鞘間滑走抵抗の犬によるin vivo study」と「屈筋腱縫合後の癒着に対する腱剥離術の効果の犬によるin vivo study」を行い、腱・腱鞘間滑走抵抗の観点から、屈筋腱縫合と、縫合後の癒着剥離の効果を、腱・腱鞘間滑走抵抗の観点から評価した。また、癒着の有無と程度の評価も行った。 腱縫合術後に腱剥離術を追加することで、より滑走抵抗の少ない腱再建が実施できることが確認された。そして腱剥離術には適切な実施時期があると推測された。種々の因子が複雑に影響して、実施が困難な可能性があると思われた腱剥離術のin vivo studyの結果が得られて有意義であった。 研究期間中に研究代表者の転勤があり、また鎌滝章央共同研究者の転勤もあったため、研究が遅延した。特に鎌滝共同研究者が準備していた培養滑膜細胞の移植は、培養実験を行っていたものの、鎌滝共同研究者の大きな環境変化により実施できなかった。今後の研究で実施する所存である。
|