2013 Fiscal Year Research-status Report
のう胞形成前立腺癌異種移植モデルを用いた前立腺癌分泌蛋白質の発現・機能解析
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24592385
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
井上 貴博 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80511881)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松井 喜之 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00582107)
山崎 俊成 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00607749)
小川 修 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90260611)
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Keywords | 前立腺癌 |
Research Abstract |
免疫不全マウスの皮下で、嚢胞を形成する前立腺癌臨床検体由来Xenograftモデル、KUCaP-3の嚢胞内容液および血清を質量分析にて網羅タンパク質解析を行った結果、Niemann-Pick病typeC2の原因遺伝子であるNPC2が高度に発現していた。前年の報告のように、細胞株を用いた実験で、この蛋白の発現は悪性度と負の相関を示すことがわかった。さらに臨床検体での発現解析で、前立腺の腺管構造とも負の相関を示していた。腺管構造を形成しうる細胞株であるRWPE-1を用いて、このNPC2をknockdownしたクローンを作成し、三次元培養を行うと、knockdownしたクローンの腺管形成は抑制された。これらを踏まえ、NPC2が前立腺の腺管構造に関わるタンパクとしてさらに解析を進めている。 またほかの候補として、悪性度と正の相関を示すタンパク質を選定し、前立腺癌の新規バイオマーカー足り得るものを探索している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
NPC2以外の候補について、質量分析で得られたデータからの絞り込みに時間がかかっているため。
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Strategy for Future Research Activity |
上記のようにNPC2以外の候補タンパクの選定を進める。さらには去勢抵抗性となったKUCaP-3を用いることで、去勢抵抗性獲得に関わるタンパク質の候補も得られている。当研究室はアンドロゲン依存性前立腺癌細胞株LNCaPから去勢抵抗性のクローンをすでに作成しており、これを用いてその候補の選定とvalidationを進めていく。
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