2014 Fiscal Year Annual Research Report
内耳組織に発現する多機能タンパク質CASKの分子機能解析
Project/Area Number |
24592571
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
本田 晶 独立行政法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, 研究員 (50443023)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北尻 真一郎 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00532970)
喜多 知子(嶋知子) 独立行政法人理化学研究所, その他部局等, 研究員 (20362519) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 内耳 / 内耳神経 / 有毛細胞 / CASK / コンディショナルKOマウス |
Outline of Annual Research Achievements |
1CASK欠失による蝸牛神経系への影響 すでにCASKコンディショナルノックアウト(cKO)マウスにおいて、蝸牛神経細胞数の減少が認められている。この減少は平均して15%程度であり、蝸牛神経に占めるII型神経細胞の割合と一致することから、CASK cKOマウスではII型神経細胞が特異的に減少しているのではないかと考えられた。しかしながら、II型神経細胞のマーカーであるペリフェリンに対する特異的抗体を用いてCASK cKOマウスの蝸牛神経を免疫染色した結果、WTと比較して特にII型神経細胞が減少している結果は得られなかった。以上の結果から、I型、II型の神経細胞がともにCASK欠失の影響を受けている可能性が高い。
2CASK cKOマウスにおける外有毛細胞の機能の測定 これまでの申請者らの研究から、CASK cKOマウスでは外有毛細胞数が減少することが明らかとなっている。2013年、Knipperらのグループにより、外有毛細胞でCASKがPrestinとKir4.1の裏打ちタンパクを担っていることが報告された(Histochem. Cell Biol., 140, 119-35, 2013)。そこで、CASK cKOによる外有毛細胞機能障害の可能性が考えられたため、歪成分耳音響放射(DPOAE)を測定し、WTとCASK cKOマウスとで外有毛細胞の機能を調べた。予想と反し、WTとCASK cKOマウスの両者で有為差は認められなかった。
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Research Products
(1 results)