2013 Fiscal Year Research-status Report
呼吸器線維芽細胞におけるコリントランスポ-タ-の同定とその機能解析
Project/Area Number |
24592583
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
野中 学 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (70271351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲津 正人 東京医科大学, 医学部, 准教授 (00297269)
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Keywords | コリントランスポーター |
Research Abstract |
鼻茸線維芽細胞は、時間依存性および濃度依存性にNa+非依存性のコリン取り込み機構を有し、高親和性と低親和性の2種類の取り込み機構が存在していた。コリン取り込み作用は、細胞外pHの酸性化で抑制され、アルカリ性で増強した。コリン取り込みはコリンアナログであるhemicholiniumにより濃度依存的に抑制された。Real time PCR解析により、choline transporter-like protein (CTL1)およびCTL2のmRNAが高発現していた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
比較的順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
鼻茸線維芽細胞に高く発現しているCTL1とCTL2を選択的にノックダウンするshRNA発現ベクターを用いて、[3H]コリン取り込みに及ぼす影響を検討する。コリントランスポーター分子に対するshRNA発現ベクターを用いたコイントランスポーター分子発現抑制による細胞増殖および細胞死に及ぼす影響を検討するアポトーシスを介する細胞死の検討は、caspase-3/7、-8、-9活性を測定する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実験の進行により、少額の次年度使用金が残った。 コリントランスポーター分子発現抑制によるアポトーシスによる細胞死の実験に用いる予定である。
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Research Products
(1 results)