2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24592652
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
松田 彰 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00312348)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 浩一 順天堂大学, 医学部, 准教授 (10317399)
森 和彦 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40252001)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | アトピー / 緑内障 / 組織瘢痕化 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度までにアトピー緑内障の臨床概念と病理像をまとめて報告してきた。本年度は(1)アトピー緑内障の治療法に関する臨床研究、(2)結膜組織の瘢痕化におけるTh2サイトカンの役割の検討を主におこなった。(1)アトピー緑内障の治療に関しては、線維柱帯切除術の治療成績が不良で、術後感染等の合併症も多いことから、近年本邦でも承認された緑内障治療用チューブシャント手術を試み、その術後短期成績を学会等で報告してきた。すなわち、今までに4例のアトピー緑内障患者にチューブシャント手術を施行し、良好な眼圧コントロールを得ている。一方、4例中1例で術後チューブの露出を経験し、異物であるチューブに対するアトピー患者特有の高い反応性に注意が必要であることもわかってきた。今後更なる治療方法の改善にむけた臨床的検討をおこなう予定である。(2)結膜組織の瘢痕化におけるTh2サイトカインの役割に関しては、Th2サイトカインのノックアウトマウスを用いた緑内障手術モデルを作成して、対照マウスとの間で術後結膜組織の瘢痕化に差が見られるかを検討した。現在データを解析中で、今後学会発表、論文報告を予定している。また培養ヒト線維柱帯細胞および培養ヒト結膜上皮細胞を用いた検討も合わせて施行し、Th2サイトカインが眼圧上昇や組織瘢痕化に果たす役割を細胞生物学的な手法を用いて、分子レベルで明らかにする試みを同時に施行した。あわせて今後学会発表をしてゆく予定である。
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Research Products
(4 results)